プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
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「懐かしい」を英語で何と言うでしょう?

10月も後半で、シアトルも秋が深まってきました。以前のブログにも書きましたが、日本よりシアトルは1ヶ月位早く紅葉が始まる気がします。気温も下がり、曇り空も多くなり、あの雲ひとつ無い晴天が続いた夏が恋しいですね。キャンパスの周りの木々も緑から黄や赤に表情を変えてきました。エドモンズ大学の教室の前の木々が黄色くキラキラと綺麗であったので、写真を撮ってきました。また、カスケディア大学のあるボーセル市の町の中の紅葉も紹介します。

 

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また、10月のイベントは、日本文化を紹介するJapan Festivalが、ショーライン大学とエドモンズ大学で開催されました。英語授業の一環でのイベントですが、学生達は日本の文化や習慣を英語を使って、見学に来てくれた人に、一生懸命に説明していました。良い経験になったことでしょう。各大学一枚づつ、その模様を紹介します。

 

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さて、今回は、英文法でなく、カジュアルな英語表現について、少し解説したいと思います。

授業の中で学生から「懐かしい」を何と言えば良いですかと聞かれることがあります。一番良い表現は何か、考えてみましょう

 

「懐かしく思う」と言う日本語を英語に置き換えようとすると、その動詞を探すことなり、英和辞典で調べると、yearn for  が載っています。また、名詞のnostalgia 「ノスタルジア、郷愁」と言うbig word を使って表す言い方もあります。いくつかの辞典の例文を以下に紹介します。

 

ジーニアス和英辞典(大修館)

He yearns for his home town.

彼は故郷を懐かしがっている。   

A good old memory rushed into her mind.

昔の懐かしい思い出がふと彼女の心に浮かんだ。 

 

プログレッシブ英和中辞典(小学館)

I am homesick for my native country. 

私は故郷が懐かしい。  

I look back on it with nostalgia. または I am nostalgic for it. 

私はそれを懐かしく思います。

 

 

ライトハウス英和辞典(研究社)

I yearn for my hometown.  

私は故郷が懐かしい.

This picture always reminds me of the good old days.

この写真を見ると、いつも懐かしい昔を思い出す。

 

これらの表現の中には、硬い言い方であまり実際には使われていない表現があるとと私は感じます。特に、yearn for  と言う表現は、大げさな言い方で、あまり聞いたことがありません。実際には、もっとカジュアルな表現が使われていると思います。

 

日常的には、「これを見ると、懐かしい昔を思い出すなー」と言う感じで、That brings back memories.  あるいは、That takes me back. が使われています。

 

そして、It reminds me of the old good days. とか、This song reminds me of my high school dance. と付け加えても良いでしょう。また、I miss those days. と言っても良いですね。

 

この miss は、「懐かしい」という意味とは別に、「~がいなくて悲しい、淋しい」と言う意味がありますね。知っている人も多いでしょう。誰かが会社を辞めて、もう会えなくなる時に、I’ll miss you. 「あなたがいなくなるなんて、とても淋しいです」 という定番の表現です。

 

「懐かしいなー」と言いたい時は、是非、bring back memories remind of 事柄 の言い方を使ってみて下さい。

 

ところで、日本語の「懐かしい」は、「ふところ」の「懐」と書きますが、この漢字は、左側に、心の中の気持ちを表す「立心偏」があり、右側には「衣」が入っていますね。「衣」の上の部分は、何を表していると思いますか? 漢和辞典によると、目にあふれる涙の象形だと説明されています。涙顔を衣服で隠しながら懐かしむ姿を表していると解説されています。日本語の「懐かしい」は、涙を流すほどの懐かしい気持ちがあることを意味しています。面白いですね。

 

今回は、「懐かしい」の英語表現の話しでした。では、また。

何故、put up with ~ が、「~ を我慢する」と言う意味になるのでしょう?

9月も後半に入って、秋の気配を感じます。気温も18度前後です。アメリカ北西部は、秋に入るとどんよりとした雨降りの日が多くなりますので、そろそろ憂鬱な季節がやってきます。

学生達は、それぞれの方法で夏季休暇を大いに楽しんだようです。皆、新学期の初日に元気な姿を見せてくれました。シアトル留学も後半です。最初の目標を忘れずに、英語の勉強に励んでもらいたいと思います。そして、残りの留学生活において有意義な時間を過ごして欲しいですね。

 

夏学期が終わって直ぐに、恒例のカナダ・ウイスラー研修旅行に3校合同で行ってきましたので、その時の様子の写真を幾つか紹介しましょう。高原の美味しい空気とウイスラーの山々の絶景を楽しんできました。

 

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さて、今回は、基本イディオム(熟語)についてお話をしましょう。

 

皆さんは、イディオム(熟語)を習った時に、紙に書いたり声に出したりして、覚えようとしていると思います。

例えば、どんな英熟語集にも必ず載っている put up with  は、「~を我慢する、~に耐える」と言う意味で、一語で表すと、endure と同じ意味だと解説されています。そして、皆さんは、put up と with で、何故、「我慢する」という意味になるかを考えずに、丸暗記をしていると思います。

 

そこで、熟語の中にある単語一つ一つの元の意味、原義を理解すれば、丸暗記をする必要が無くなります。その単語の本来の意味が分かれば、熟語の意味を感覚的にイメージできると思います。

 

ほとんどの熟語は、動詞に前置詞(副詞)が付いて出来ていますので、動詞の原義と前置詞(副詞)の原義をしっかりと理解すれば、その意味は自然と分かるはずです。

 

では、基本単語のput で作られている熟語の幾つか使って、説明しましょう。

 

put は、とにかく、「置く」と言う原義をしっかりと覚えて下さい。そして、「ある状態にする」、「ある場所へ動かす」と言う意味もあります。そして、前置詞や副詞の基本的なイメージを押さえれば、熟語の意味は簡単に覚えられます。

 

手元に研究社の「ライトハウス英和辞典」がありますので、「putの句動詞」のページに載っている熟語の順番で説明していきましょう。

 

put away away は、「離れたところに、遠くに」です。

~を今ある場所から離れたところに置く

「~を片付ける」

Put your toys away.

おもちゃを片付けなさい。

put by (aside) by aside は、「自分のそばに」です。

~をそばに置く

「~を取っておく、~を蓄える」

Please put it aside for our next trip.

次の旅行のために、それを取っておいて下さい。

put backback は、「元の場所に」です。

~を元の場所に置く

「戻す、返す」

Put the book on the shelf when you are finished with it.

読み終わったら、本を棚に戻しておきなさい。

put downdown は、「下に」です。

下に置く

「~を下ろす、~を書き記す」

Put down your weapon.

武器を下ろしなさい。

She put her thoughts down on paper. 

彼女は自分の考えを紙に書いた。

上から下に強く押さえて置く

「~を鎮圧する」

They put down the revolt. 彼らは反乱を鎮圧した。

put forwardforward は、「前に」です。
前の方へ置く
 「(案などを)提出する」

The general manager put forward a new proposal.

支配人は新しい案を提出した。

put ininは、「中に」です。

何かの中に置く

「~を入れる、~を差し込む」

Put the garbage in here.

ゴミはここに入れて下さい。

put onon は、「上に、くっ付くように」です。

触するようにを置く

 「着る、身に付ける、(体重が)増える」

Put your coat on if you go out for a walk.

散歩に出かけるのなら、コートを着なさい。

She seems to be putting on weight.

彼女は体重が増えているように見える。

put outout は、「外に」です。

何かの外に置く

「(視界の外に置かれるから)消える」

She put out the light.

彼女は明かりを消した。

The fireman put the fire out soon.

消防士は直ぐに火を消し止めた。

put upupは、「超えて、跨いで、上に」です。

敷居を跨いで置く

「~を泊らせる、宿泊する」

Can you put us up for this weekend?

この週末に泊めて頂けませんか?

We put up for the night at the village inn.

私達はその村の宿にその夜は泊った。

では、最後に、put up with を解説します。

put up with:  ~に関して自分を活動的な状態に置く

「~を我慢する、耐える」

We had to put up with a lot of inconveniences.

我々は多くの不便を我慢しなければならなかった。

put up with up は、「活動している、準備してる状態」を表す形容詞です。

控えのサッカー選手が、そろそろ出番だと分かると、ダッシュを繰り返したりしますね。

それをウオーミング・アップと言いますね。体を温めて直ぐに動けるよう準備する行為ですね。

 

up の前に、自分のoneself を入れて考えてみましょう。 この場合のwith は、「~について、~に関して」と言う意味の前置詞です。 そうすると、put oneself up with ~ は、「~ついて自分を活動的にする、自分に気合を入れる、奮起している状態にする」と言う意味にないます、それは、結果的に、「耐えて我慢している状態」と同じ意味になる訳ですね。 

 

今回は、put に関する基本的なイディオムのお話でした。基本動詞と前置詞(副詞)の本来の意味を理解して、そのイディオムのイメージが頭に浮かぶようになれば、覚えることは難しくありません。

 

では、また次回に。

could use a ~は、どんな意味でしょう?

日本の猛暑は少し、和らいできましたでしょうか。シアトルも暑い日が続いています。

 

7月の米国独立記念が過ぎでからこの8月の終わりまで、毎日素晴らしい晴天がずっと切れることなく継続しています。そのために、空気は乾燥していて、お湿りがそろそろ欲しいところです。それに加えて、この数日、山火事の影響で、空は煙と灰で曇り、太陽を遮ってしまっています。喉や目を痛める人もいるほどです。朝、私の車のボンネットやフロントガラスには、白い灰が薄く積もっています。何となく焦げ臭い匂いが充満している感じもします。今日もAir Quality Alertと言う警報が出ています。テレビやラジオの天気予報では、外での運動は控えた方が良いとアナウンスしています。早急に雨が降るか、強風が吹いて、この鬱陶しい煙を吹き飛ばしてほしいものです。今後数日で煙も無くなり、解消すると予想されていますが、どうなることでしょうか。毎年、米国北西部の何処かで山火事は発生し、一週間程度で鎮火するのですが、今回は長引いていますね。

 

夏の風物である「シアトル盆踊り大会」に、浴衣を着て参加した学生の様子と「海の祭り」でいつも轟音と共に現われるBlue Angels飛行隊の曲芸飛行の様子を紹介しますね。

 

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さて、最初に天気予報で空気が悪いと言う警報が発せられていることに触れましたが、その中で、テレビ・キャスターが、次のような英語を発していました。 

 

We could use a good rain.  早く、「雨が降って欲しい」と言う意味の表現です。

 

そこで、今回は、この could use ~の表現 can の過去形のcouldについて、お話したいと思います。

 

could use  は、「~が欲しい」、「~が必要だ」と言う時に使います。

use でも、意味は「使う」ではなくて、「欲しい」です。幾つか例文を紹介しましょう。

 

暑い日に、アイスクリームがあったら嬉しいですよね。そんな時に、

I could use an ice cream.   アイスクリームが欲しいなー。

 

お金がもう少しあったら、誰でも嬉しいですよね。そんな時は、

I could use some money.    お金がもう少し欲しいなー。

 

物を主語にして、「~が必要だ」と言う時にも使えます。

The house could use another coat of paint.   家はもう一回ペンキを塗る必要がある。

 

文法的には、仮定法過去の用法となります。

「現実には、その場に無くて使えないけれども、もし手に入って使えたら良いなー」と言う気持ちが込められて、この表現が生まれて、慣用的に使われるようになったのだと思います。

 

「できる」の意味のcan は、実は曖昧な表現ですから、気を付けないといけません。

どの英文法書にも、最初に、「能力・可能を表す」と説明されています。

 

can は、古い英語の動詞の cunnan = know (元はドイツ語)  やり方を知っている」から生まれた助動詞です。know-how を知っているから、「能力・可能」の意味が生まれたのでしょう。

でも、やり方を知っていたこと実際に行動して成功したことは、全然違います。

 

ですので、直説法でのcould と、仮定法でのcould とは意味が異なります。このことを知らずに間違えている人は多いです。実行して達成した時は、was/were able to を使いましょう。その方が、無難です。コ

ミュニケーションにおいて、相手の誤解を避けることが出来ます。

 

I was able to borrow an umbrella, so I didn’t get wet.

傘を借りることができたので、濡れずに済みました。

 

あるいは、単純に動詞を過去形にして、I borrowed an umbrella. でも、意味が変りませんね。 could を使う必要はありません。I could borrow an umbrella. と表現すると、仮定法過去の用法で解釈されて、「今、借りようとすれば、傘を借りられるかもね」と言う意味に取れて、過去の事柄として理解してくれません。

 

I could do it. だけを言った場合には、この意味は、何かの仮定が隠れているように思われてしまいます。

例えば、「私に任せてくれれば、私なら出来るのに」と言う感じです。「私はそれが出来ました(過去)」と言う意味にはなりません。

 

しかし、過去を表す副詞が付いていれば、明確に過去の出来事となりますので、過去時制となります。

I could do it yesterday. は、「昨日私はそれが出来ました」と言う意味で、過去の話となります。

 

現在時制での「できる」は、can でも、be able to でも、どちらを使っても、大きな問題にはなりませんので、神経質になる必要はありません。しかし、過去時制では、気を付ける必要があります。

 

では、was able tocould の使い方を解説しましょう。

 

先ず、was able toあるいはcouldのどちらを使っても、良い場合です。

感覚動詞が来る時は、両方ともOKです。 見るsee、聞く heat、味がする taste、感じる feel などの動詞を使った時です。

 

I could ( was able to) see the Milky Way from the hotel where I stayed this summer.

この夏泊まったホテルから天の川を見ることができました。

 

I could ( was able to ) taste the cinnamon in this cake.

このケーキにシナモンの味がしました。

 

過去にその能力があり、一度だけの成功でなくて、いつも継続的にできた時には、was able to でもcould でも、どちらを使っても良いです。

 

I could ( was able to) run much faster when I was a student.

学生の頃は、もっと早く走ることができました。

 

ある事柄が、継続的に行っていることではなく、その時の一回限りの行為で成功でした場合は、was able to だけが使えます。couldを使うと、ちょっと変な感じです。次のような場合ですね。

 

I was able to get hold of him after several tries.

何回かトライして、やっと彼に連絡をつけることができた。

 

I was able to use Wi-Fi in any place of the hotel.

ホテルのどこの場所でもWi-Fiを使うことができた。

 

今回は、 could use の表現とcould was able to の違いのお話でした。ちょっと難しかったこもしれませんね。これから、「欲しい」のwant の代わりに、could use ~を、ドンドン使ってみて下さい。

 

では、また。

another やthe otherの違い分かりますか?

シアトルも真夏です。連日快晴が続いています。日本のようなジメッとした湿度が無いので、その点は助かります。木陰に入れば、涼しい風を感じます。今日も、雲一つない真っ青な空に太陽がギラギラと輝いています。シアトルの夏はとても短いので、週末には多くの人々が公園や浜辺で日光浴を楽しんでいますね。

さて、夏の時期の課外イベントとして、恒例のクルーズ船見学会や、シアトル名所のレイニア山ハイキングが実施されました。シアトル・エリオット湾に停泊中のクルーズ船Ruby Princess号での船内見学が行なわれ、学生達は興奮気味に案内係の説明に耳を傾けていました。今回は、日本人女性が担当者で、英語と日本語を使って丁寧に説明してくれた上に、仕事の経験談も話してくれました。学生達には大いに参考になったと思います。

先々週はエドモンズ大学とカスケーディア大学が、先週はショアライン大学が、シアトルから南に車で2時間半のところにあるレイニア山へハイキングに出掛けました。太陽が照りつけてとても暑かったですが、大自然の絶景を楽しんできました。

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今回は、簡単な単語ですが、使い方を間違えると、ちょっと誤解を与えてしまうので、使い方に気を付けたい単語のお話です。基本単語のotherです。形容詞では、「他の」、代名詞では、「他の物・者」と言う意味がありますね。

TOEICの試験などで良く出題される定番の問題で、二つある中で、初めの物をoneで、 もう一つを the otherで受けることを知っているかどうかが問われます。

次のような例文が辞書には載ってます。
There are two roses in the vase. One is a white one and the other is red.
花瓶に二つのバラがあります。一つは白で、もう一つは赤です。


ちょっと補足をすると、a white one のone は、前に出た名詞を指す代名詞で、rose のことです。

文法的に説明をすると、二つある中で、先に一つを取って、後のもう一つを指した場合、そこには、一つしか残っていないので、必ず定冠詞のthe が付くことになります。

では、6個、7個の物が箱に入っている場合を例にして、一つあるいは数個を取り出すときの言い方を考えてみましょう。

最初の一つは、one
それから、一つづつ取れば、another
他の幾つかを取れば、others
そして、最後の一つであれば、the other
最後に、残り全部を取れば、the others

となります。


other が、代名詞と使われる時は、-s を付けて複数形にするか、the を付けることになります。
一つであれば、不定冠詞のan が付き、an other となるので、そこからanother と言う単語が出来上がっていますから。二つ以上であれば、複数形となるので、others となります。 the があると、最後の残っている全部と言う意味になりますので、「残っている」と言う英語をわざわざ言わなくて、the だけで、その意味を表します。


「他人」という意味で、other people と言いますが、この場合のother は形容詞ですよ。
代名詞で使われる時は、the が付くか、最後に-sが付いて複数形にすることになるので、単独でother だけでは出てきません。


まとめると、一つ、もう一つ、もう数個、残りの一つ、残りの数個 の英語は、次のようになります。
one
another
others
the other
the others


other 代名詞の時は、otherだけでは使われません。単独で単数を表す時は、anotherとなるからです。

今、あなたが麦わら帽子を買いに行ったとします。お店で、店員さんより一つの帽子を勧められて被ってみましたが、ちょっと小さく、もう一つあるは別の麦わら帽子を見せてほしいという状況での英語には、次のような言い方が考えられます。
ちょっとした言い方の違いですが、状況が全部違います。その微妙な違い分かりますか?

This straw hat is too small and tight.  Please show me the other.  もう一つ見せて下さい。
棚には、もともと2つの麦わら帽子しかなかったことになりますね。 otherにtheが付いていて、複数形になっていませんから。

This straw hat is too small and tight.  Please show me another.   もう一つ見せて下さい。
棚には、まだ数個の麦わら帽子がある状況で、その内のどれか一つの意味で、another となります。

This straw hat is too small and tight.  Please show me others.    他の幾つか見せて下さい。
棚には、まだ数個の麦わら帽子がある状況で、その内のどれか2つ、3つの意味で、others となります。

This straw hat is too small and tight.  Please show me the others.  残りの全部見せて下さい。
棚には、まだ数個の麦わら帽子がある状況で、その残り全部の意味で、the others となります。

the があるだけ、「残りの、最後の」の意味があることを覚えておきましょう! 
ネイティブは、another と聞けば、まだ他にいくつか有ると感じ、the other (s) と聞けば、これで最後だと感じます。

さて、ついでに、良く使われる表現で、some ….,    others …….. も覚えておきましょう。
Some people said yes and others said no. 
ある人達はYesと言い、ある人達は Noと言った。
 
意訳すると、「賛成した人もいれば、反対した人もいた。」 となります。

最後に、もう一つ紛らわしい言い方で、意味が全然違うものを紹介します。
The one ……,  the other ………. で、前者と後者の意味です。

We have two rooms, a large one and a small one. The one is my father’s and the other is mine.
部屋は二つ、大きいものと小さいものがります。 前者は父の部屋で、後者は私のです。

今回は、other に関するお話でした。では、また次回に!

国名の代名詞は、it でしょうか?

初夏の気持ち良い天気が続くシアトルです。いよいよベストの気候がシアトルにやって来ました。
 

米国の大学では、6月半ばからQuarter Breakと言う休暇があります。この休みを利用して、多くの学生達は、シアトルを離れ、フロリダや東部の方へ旅行に出掛けて見聞を広めています。米国内でも違う都市に旅行をすると、シアトルとは異なる雰囲気や文化に触れることになり、真のアメリカを知る良い機会です。休暇中に大いにリフレッシュしてもらい、夏学期からまた一層英語の勉強に力を入れてもらいたいですね。
 

さて、6月に行なわれてイベントのいくつかを紹介しましょう。

一つは、エドモンズ大学でのマリナーズ野球観戦で、もう一つは、マクドナルド・インターナショナル小学校での運動会でのボランティア活動風景です。皆、楽しそうにしています。
 

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今回は、国名の代名詞についてちょっとお話をしましょう。私の代名詞 (pronoun) の授業の中で、次のような問題がありました。

England is very proud of ( ) history.  (   ) の中に代名詞の所有格を入れる問題です。

「英国の」の意味で、「その」の意味を表す代名詞を入れる問題ですが、正解は何でしょうか?

簡単な英文ですね。訳すと、「英国は、その歴史を大変誇りにしている」で、「その」の意味で、its を入れる人が多いと思いますが、本当の正解は her となります。現在では、its も使われているので、its も正解としても良いと思いますが。

国名を指す時は、she となって、女性扱いをするのですね。

これは、ヨーロッパ言語、例えば、フランス語やドイツ語では、物でも女性名詞、男性名詞と分けて使っている歴史があり、その影響が英語にも残っています。英文法書には、国、都市、船については、女性扱いなっています。しかし、現代ではそれも薄れてきていて、国や船をit で受けても問題はありません。

そう言えば、母国 (Mother CountryMotherland) 姉妹都市 (Sister City) という言い方をしますが、父国や兄弟都市とは言いませんよね。これも、国や都市を女性扱いしてきた名残でしょう。

地名は全て女性扱いするかと言うと、そうでもありません。

アメリカの地名には、スペイン語が由来のものが多くあります。ちょっとスペイン語から来た地名で考察してみましょう。

例えば、カリフォルニア州のLos Angelesは、男性名詞の「天使たち」に定冠詞の複数形Los が付いたものですね。男性名詞に付ける定冠詞の単数形は、el となります。テキサス州に、El Paso と言う町があります。この場合、elが付いているので、Pasoが、男性名詞であることが分かります。Paso は、「峠」の意味だそうです。一方、砂漠の中にある有名なLas Vegas lasは、女性名詞の前に付ける定冠詞のla を複数形にしたものです。 vega は、「肥沃な土地」と言う意味だそうです。スペイン語では、「峠」は男性でも、「土地」は女性扱いしていることになります。

もう一つ、例を紹介しましょう。ニューメキシコ州にあるLos Alamosです。世界で最初に原子爆弾が製造されたところですね。losが付いてるので、Alamos は、男性名詞となりますね。意味は「ポプラ」だそうです。ポプラの木の町だっだのでしょう。

エルムンド (El Mundo) と言うスペインで発行されている大新聞が有りますが、意味は、「世界」です。英語に直すと、The World となります。 Mundo は、男性名詞であることが分かります。

まだまだ、ElLosLas の地名が沢山有りますから、地図を見て探してみてください。

では、今回は、これで終わりますね。また、次回に面白そうなトリビアを届けましょう。

二刀流の大谷翔平選手の活躍見て来ました!

5月になり、快晴が続くシアトルです。真っ青な空と鮮やかな新緑の木々とキャンパスに広がる輝く芝生は、とても気持ちが良く、本格的な夏の始まりを予感させます。

さて、良い季節の始まりと共に、各学校のフィールド・トリップも始まりました。ショーライン大学の学生達は、英語の先生と一緒に、5月6日(日)午後、セーフコ球場のマリナーズ野球観戦に出掛けました。なんと、エンゼルス戦で、あの二刀流の大谷翔平選手が登板し、三振の山を築き、素晴らしい投球を見せてくれました。彼の躍動感有る投球を直に見ることが出来て、学生達は大喜びでした。このままの活躍を続ければ、きっと大リーグでも大記録を残すことになるのではないでしょうか。カスケーディア大学の学生もエドモンズ大学の学生も、別の日にマリナーズ野球観戦が予定されています。 

では、この時の野球観戦の模様を数枚紹介します。この中で、メディアのカメラが学生達に向けられているのがありますが、大谷翔平選手を取材に来た日本のメディアが、当校の日本人学生グループを見つけて、インタビューをしているところです。

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今回は、ちょっと話題を変えて、好調な米国経済を支えているシアトルの有名企業についてお話します。その社名に関連した英語の意味についても、ちょっと解説しましょう。

 

Boeing Company (ボーイング社)は、世界最大の航空宇宙機器開発製造会社ですね。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したので、アメリカで唯一の大型旅客機メーカーとなり、エアバス社と競争する巨大企業です。設立は1916年で、最初の会社名はWilliam Edward BoeingGeorge Conrad Westerveltの二人の創設者の頭文字から B & W」 だったそうです。設立して直ぐ後に、別の名前に変更されますが、1917年に創設者の一人の姓名だけを使って、Boeing Airplane Company と改名されたそうです。現在はAirplaneも消えて、Boeing Company となっています。

当校のエドモンズ・オフィスから、北へ車で20分走れば、ボーイングの巨大工場があります。この一社だけで、一つの町が出来るくらいの広大な敷地を持つマンモス企業です。工場に隣接しているFuture to Flightと言う施設には、今までに製造された飛行機が展示されていて、工場内見学ツアーも行なっています。飛行機が好きな人には必見な場所です。

Microsoft (マイクロソフト社) は、ご承知のように、世界的に有名なソフトウェア開発・販売会社ですね。

1975年Bill Gates Paul Allenによって設立されました。新しい企業と思っていましたが、設立からもう40年以上が経っていますね。コンピューターを稼動させるBASIC言語を二人で開発している時の二人のチーム名が、Micro-Softだったそうです。

マイクロソフトの本社は、当校からは東へ車で40分位の閑静な住宅街の中にあります。人間の頭脳だけが、この会社の財産ですから、本社にはプログラムを開発するエンジニアが働くビルが何棟も建ち並んでいます。ちらっと外から見ても、ビルNo.56とか57とか外壁に書かれていますから、60棟以上の大きなビルがあるのではないでしょうか。従業員数は、シアトル地域以外も含まれていますが、10万人を超えているそうです。

micro (ミクロ)とは、「極小」のことです。全てのデータを小さく電子化して、コンピューターの中に収めようとした意気込みから、この名前にしたのでしょう。科学用語で使う時は、「100万分の1」と言う定義もありますので、覚えておきましょう。この反対語は、「巨大」でmacro (マクロ)となります。

 

soft は、software のことで、機械ではなくて、その中に入っているプログラムのシステムのことですね。 一方、その対極にあるhard とは、hardwareで、プログラムではなく、機械そのものを言います。コンピューターも、ソフトウェアが入っていないと、ただの動かない箱となり役にたちません。今までには無い極小のプログラム・システムを構築することを、まだハーバード大学生だったビル・ゲイツは決意していたのですね。

 

Amazon.com (アマゾン・ドット・コム社) は、ECサイト、Webサービス会社ですね。一部の地域でネットスーパー(Amazonフレッシュ)事業も展開しています。1994年にジェフ・ベゾスによってCadabra.com (カタブラ・ドット・コム) として、インターネット書店を開業したことが、この会社の始まりでした。

cadabra は、子供の頃に物語りの中で聞いたことがあると思いますが、呪文の abracadabra (アブラカダブラ) の後半部分を社名にしようと、弁護士と相談した際に 、弁護士がcadabra を、cadaver (死体と聞き間違いをして、「死体」を社名にするのかと驚かれたことから、その名前は諦めたそうです。そして、全世界で通用するインターネット通販会社にしようと、世界で一番長いアマゾン川から名前を取って、Amazon.com と名付けたようです。社名が、「死体」と間違われそうになったと言うのは、面白いエピソードです。


このcadaver は難しい単語です。知っている人は少ないでしょう。「死体」の英語は、普通、corpse と言って、殺人事件を扱う推理小説に良く出てくる単語です。また、この謎めいたabracadabraの三角形はとても面白いですよ。三角形って何?と思った人は、是非Googleで調べてみて下さい。


このAmazon.com
の通販サービスは1995年開始され、最近では、そのビジネス展開がニュースでも取り挙げられることも多く、世界的に快進撃を続けていますね。数年前まで、シアトルはボーイングの企業城下町として知られていましたが、今ではAmazon.com企業城下町になってきたように感じます。アマゾンが飛躍的に従業員数を増やし、市内のオフィスの20%以上を占有し、不動産価格を異常なまでに押し上げているからです。シアトルのダウンタウンの景色が、この数年でガラッと変りました。新しいオフィスビルが乱立し、ドンドンと建設されています。あちこちで沢山の巨大クレーンが立っています。


20数年前にインターネットを使って販路を広げようと思って設立した一書店が、これほどの大企業に成長したことに驚くと共に、設立当初から、世界進出を目指し、アマゾン川のように最大流域を持つ販売会社にするぞと意気込んでいたことを知ると、その企業家精神には頭が下がります。

Starbucks (スターバックス社) は、1971年に設立された小さなコーヒー・ショップでしたが、今では世界規模で展開する有名なコーヒー・チェーン店となりました。世界での従業員数は、なんと14万人以上で、店舗数は2万2千店以上もあるようです。
 

以前の私のブログでも書きましたが、社名の由来は、小説『白鯨』に登場する捕鯨船ピークォド号の副長のスターバック一等航海士(Starbuck)とシアトルのレーニア山にあったスターボ(Starbo)と言う採掘場の名前からだと言われています。

スターバックスのロゴには、ギリシャ神話に登場するセイレーンと言う「上半身が人間の女性で下半身が鳥の怪物」が描かれています。シアトルにある第号店のPike Place店は、他店とは異なって、設立当時のロゴのデザインが今でも使われていて、世界中でこの第1号店にしか使われていません。そのマーケティング戦略により、このロゴが描かれたコーヒーカップを求めて、Pike Place店は、連日世界からの観光客で大賑わいです。

 

最後に、あのCostco (コスコ社) も、シアトル郊外に本社があります。最初は、サンディエゴの飛行機の格納庫を改造した倉庫から出発したビジネスだそうですが、コストコの正式な会社設立は1983年です。会員制倉庫を使って物を売るビジネスですね。近年、業績が素晴らしく良く、従業員が満足する優良企業と言われています。厚板の台に乗って届いた商品を、そのまま大型倉庫に置いて販売することにより、陳列にかかる費用(コスト)などを徹底的に抑えることを目的とした販売方法ですが、このコスト抑制の意味を込めて、Costco と言う社名にしたのだと思います。
 

日本も同じかもしれませんが、ワシントン州にある幾つかの店舗は、天井の高い大きな建物の中に、沢山の鉄の棚がドンと構えてあるだけで、綺麗な装飾など一切無く、無駄を省いた大空間です。

 

日本での社名は、「コストコ ホールセール ジャパン」 となってますね。米国では、t 「 ト 」とは発音しないので、コスコですが、日本では、コストコで名前が通っています。2018 (2017-09-01)現在、[update]世界で749の倉庫店があるそうです。

 

まだ、他にもシアトルに本社がある有名企業がありますが、この辺で止めておきますね。

シアトルは、今企業が大変元気で、経済が絶好調です。新しいIT企業や斬新なビジネスモデルを展開する企業が沢山集まってきています。これらのシアトル企業が米国経済を牽引していると言っても過言ではないでしょう。

今回は、シアトルに本社を置く有名企業のお話しでした。では、また次回に別の話題で。

caluculate(計算する)の cal – はどんな意味でしょう?

4月の後半になって、シアトルも暖かくなってきました。気温も14~16度から、22~24度と高くなってきて、気持ちの良い朝を迎えらるようになりました。

学生達も、徐々に米国の生活にも慣れ、週末にホストと出掛けることを楽しみにしているようです。今年のグループは、明るく元気で協力的な学生が多いような気がします。全員休まずに、それぞれのキャンパスに通っています。毎年、この留学プログラムでは、英語の先生達と英語授業の一環で、シアトルマリナーズの野球観戦に出掛けます。この2018年のシーズンは、シアトルにイチローが戻ってきましたので、その活躍が見られる今年の学生達はラッキーです。最近、イチローがマリナーズとの契約が解消されるかもしれないと言ううわさがあるのが、少々気になりますが。

最近の学生の様子を少し紹介します。エドモンズ大学での到着時の様子とYMCAでのボランティア活動(Healthy Kids Day)の様子です。


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今回は、机に上にある電卓のcalculatorを見ていて、思い付いたことをお話します。

電卓とは、「計算する」calculateから「~をする物・機械」の意味の –or を最後に付けて、electric calculator と英語では言います。この calculateは、「数える」とか「計算する」を意味するcalculare(カルキュラレ)と言うラテン語から由来しています。そして、もっと遡ると、この単語は、「小石」を意味するcalculus (カルキュラス)が元になっています。昔のローマ時代に、物を数えるために小石を並べて数えたことから、calculateが生まれました。

医学用語の「結石」は、calculusと言いますが、これも、この小石のcalculusが語源です。でも、ネイティブは、一般的に腎臓結石を言う場合は、kidney stoneと言って、この難しい単語を使わずに、石のstoneを使うそうです。このcalculusは、もう一つ、意外な意味を持っていて、数学の「微積分」のことも表します。また、「親指にたこが出来たと」言った時の「たこ」は、医学的には皮膚硬結のことですが、英語ではcallus と言います。このcallus を形容詞にすると、callous となり、「硬くなった」と言う意味です。そこから派生して、「無神経な」「冷淡な」と言う意味もあり、「冷たく平気でうそをつく人」を、a callous liar と言います。

語源的に説明すると、calculusというのは、「石」・「石灰」を意味するラテン語calx (カルクス)に、「小さい」という意味の指小辞が付いた言葉です。この場合の指小辞は、ラテン語では「-ulus」です。英語では「-ule」に相当します。

プールや水道水を消毒する薬品で独特の匂いがする「カルキ」(塩素の意味)も、同じ語源のオランダ語 kalkから来ています。昔の学校の授業で黒板にあったchalk(チョーク)も同じ語源から生まれた言葉です。

このように、小さい固まりは、この「カル」に関係していますね。

もう一つ、カルで始まるおなじみの外来語に、calcium (カルシウム)がありますが、これも同じ語源で、石、石灰岩や砂利が原義でした。国語辞典には、「金属原子の一つで、銀白色で、軽くて硬い。石灰岩・大理石、動物の骨などに多く含まれている。」と書かれています。

石や砂利の硬さとカルシウムを含んだ骨や歯の硬さには、共通のイメージがありますよね。

一方、日本語の方を考察してみると、「計算」は、「計える(かぞえる)」「算える(かぞえる)」とが一緒になって出来た言葉ですが、漢和辞典には、興味深い説明がありました。

「計」は、言偏(ゴンベン)と十で、一から十まで数字を口に出して数えることだそうです。そして、「算」は、竹冠(テケカンムリ)の下に具(そなえる)を書いて出来ている漢字で、竹の棒を集め、それを使って数えることを表しているそうです。

昔のローマ人は、数えるときに「小石」を使い、中国人は「竹」の棒を使ったことになりますね。言葉の誕生の背景には、面白い文化的な違いがあることを発見します。

今回は、「cal-」の付く単語のお話でした。

では、また次回も、面白いトリビアを届けましょう。

「おじ」の英語uncleに関するお話し。

早いもので、4月に入りました。本格的な春がそこまで来ています。

雨の多い冬も終わり、ようやく晴れの日も多くなってきました。暗い冬から明るい春の登場を、シアトルの人達は首を長くして待っています。

 

さて、3月の初めにカスケディア大学の学生36名が到着し、緊張しながら受けたオリエンテーションも終わり、先週より英語授業がスタートし、皆元気に出席しています。到着して初めてホストファミリーに会ったときの写真とホストファミリーの家の写真をいくつかここに紹介します。

 

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今回の私の授業は、家族や親戚の英語についてです。

 

父は father、母は mother、兄弟は brother、姉妹は sister叔父は uncle、叔母は aunt
この辺の単語は簡単ですから直ぐに言えるでしょう。祖父のgrandfather祖母のgrandmother も知っている単語でしょう。では、従妹を言えますか。nephewniececousin ですね。


祖父母の兄弟である大叔父甥・姪の娘は、どう言うでしょうか? 正解は、granduncle grandnieceになります。uncleauntnephewniece なども一世代離れると、granddaughter と同じように、頭に grand を付けて表せば良いのです。

 

では、義理の~ (義父、義母、義兄/弟、義姉/妹)の場合は、どうしたら良いでしょうか? 単語の後ろに -in-law を後ろに付ければ、良いのです。 -in-law とは、「法律上の」と言う意味です。
義父・義母(結婚する相手の父・母)ならば、 father-in-lawmother-in-law義理の兄/義理の姉/ならば、brother-in-lawsister-in-law となります。

次に血縁関係の無い継父(母の夫)継母(父の妻)などは、step を頭に付けて、stepfatherstepmother となります。血の繋がりの無い義兄なら、stepbrother となる訳です。

「父方の」や「母方の」は、次の形容詞を付けて下さい。血縁関係を説明するのに便利な単語です。

paternal: 父親らしい、父方の」maternal: 母らしい、母方の」。 パパはパターナル、ママはマターナルと覚えて下さい。父方の祖父(父の父)ならば、 paternal grandfather母方の叔母(母の姉妹)ならば、maternal aunt となります。

米国で生活していると、何かの申請書類などに頻繁に出てくる単語なので、当たり前の基礎単語なのですが、学生にとっては難しい単語の例として、次の二つがあります。男女の区別をしないきょうだい と 配偶者の英語です。それぞれ、siblingspouseと言います。

ところで、uncleauntの単語を例にして、欧米文化と日本文化との違いを一つ紹介します。

「おじ」と「おば」には、二つの漢字があることを知っていますか。

伯父叔父伯母叔母ですね。中国や日本では、父や母の兄弟・姉妹を言う時には、その生まれた順番を大事にする習慣があります。父や母の兄の場合は、伯父と書き、父や母の弟の場合は、叔父と書きます。「おば」の場合も、同様です。

英語のuncle には、そんな表現は無く、「おじ」の単語は、uncle だけです。もしどうしても、兄だ弟だと言いたければ、uncle を使わずに、He is my father’s older (younger) brother. と言う表現になります。

 

日本の日常生活で使う「おじ」と「おば」には、このように二つの漢字がある訳ですが、漢和辞典を引いてみると、何と正しくは四種類あるのです。つまり、全部、生まれた順番で決まります。

「伯、仲、叔、季」の順番です。男であれば、長男、次男、三男、四男 となるので、日本では、次男を中心にして、父の上の兄を、伯父として、父の下の兄を、叔父として定着してきたのだと思います。よって、父の兄弟が三男だとすると、本当は、「おじ」の漢字は、仲父季父となるのですね。訓読みは、「おじ」でも、音読みでは、「ちゅうふ」、「きふ」 となります。私も全く知りませんでした。漢字文化の表現の豊かさに驚かされます。なお、余談ですが、親戚関係のない「おじさん」と言う意味で使う「おじ」は、小父と書きますよ。

 

辞書を見て気付いたのですが、一番上の兄を伯兄(はくけい)、次男を仲兄(ちゅうけい)と言うとここから、「伯仲」の言葉が生まれています。「実力が伯仲している」とは、兄弟のように良く似ていて、優劣が付け難いことを意味しています。このように、辞書を引くと、偶然に面白い発見をするものです。

 

最後に、もう一つ、英語の方のuncleに関する面白い話しをしましましょう。 

Uncle Samです。この単語は、おじさんとは関係なく、「米国政府」や「米国」そのものを指しています。

1800年代の初め頃から、The United States USを擬人化して、米国政府を「サムおじさん」と言うようになりました。Uncle Samを見たら、「米国」と訳して下さい。

 

Uncle Sam allocate a great amount of money to the military expenditure.

米国政府は、軍事費に多額のお金を割り当てている。

 

今回は、英語と漢字の勉強となりましたね。では、また次回に面白いトリビアを紹介しましょう。

2017年度シアトル留学無事修了!

この間、新年を迎えたと思ったら、もう2月の半ばですね。本当に時間が経つのが早いものです。
1月、2月は、曇りか雨の日が毎日続いて、太陽と青空に出会っていません。冬のシアトルは暗いので、早く春がやって来てほしいものです。

1月最後の週に、エドモンズ大学とショーライン大学でシアトル留学の修了式が盛大に執り行われましたので、その模様を紹介します。学生も含め、エドモンズ大学では約230名、ショアライン大学では約250名の出席者がありました。
両方のキャンパスで出席率100%の完全皆勤賞を取った学生が、何と30名、その他に、公欠扱いを入れての皆勤賞の学生が5名いて、表彰されました。毎日きちんと授業に遅れずに出席する姿勢は、とても素晴らしいことです。その不断の努力に大きな拍手が送られました。

学長の挨拶や代表学生のスピーチ、そして留学中の授業やフィールドトリップを振り返る思い出のビデオ上映では、大きな笑いと涙が会場に溢れました。とても感動的なセレモニーだったと思います。無事に修了式が終わって、我々スタッフもホッとしたのもつかの間、直ぐに2018年度留学プログラムの準備で忙しく、大学関係者と打ち合わせを重ねています。


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今回は、2017年度の帰国前のTOEIC英語テスト結果についてお話をします。

最近、どの企業も採用候補者の英語力を見るのに、TOEIC(Test of English for International Communication)の点数を重視する傾向にあるので、当校のプログラムでは、この点数が上がるように、その対策英語授業を行なっています。

2017年度の留学生141名の全体平均点が、過去最高点の617点となりました。例年、575点~595点が平均点でしたので、大きく伸ばすことが出来ました。伸び点の平均も過去最高の256点となりました。最高点は、昨年度と同じ960点でした。そして、嬉しいことに、6名の学生が900点台を獲得してくれて、昨年春から指導したきた大学英語講師及びTOEIC対策授業を担当している我々スタッフもとても喜んでいます。

また、エドモンズ大学、ショーライン大学、カスケーディア大学の3つのキャンパスに分かれて、このTrajalシアトル留学は行なわれていますが、それぞれのキャンパスで、2名ずつが900点台の高得点を取ってくれましたので、どのキャンパスで英語を学んでも、一生懸命勉強し授業に出席していれば、必ず英語力は伸ばすことが出来ることを証明してくれて、私も嬉しく誇りに思います。

さて、英語のお話ですが、今日は、いくつかの基本英単語について解説しましょう。

日本語の文章を読んでいるとき、「聞く」、「聴く」、「見る」、「視る」と言う漢字が、たまたま同じページに出て来て、そのまま何気なく読み続け、一息ついた時に、はたと思い付きました。英語のhear、 listen、 see、 look の意味を説明するのに、この漢字の一文字がとても便利だと。
口に出した時、音は同じでも、書くと違う姿になる漢字は、その形を見るだけで、そのニュアンスが伝わるので、不思議な魅力があります。

では、「きく」から説明します。
hear   聞く: 耳の中に音が入ってくることです。聞こうとしなくても、騒音や音楽が耳に、勝手に飛び込んで来る状態です。

listen  聴く: 耳を聴こうとする方向に傾けることです。 耳を向ける対象物、たとえば、ラジオやスマートフォンを言うときは、方向を表す前置詞の to を入れて下さい。これは自動詞ですので。

I tried to listen but heard nothing.  「聴こうとしたけれど、何も聞こえなかった」 という意味ですね。

「きく」には、もう二つありますよ。「訊く」と「利く(効く)」ですね。 
「訊く」は、尋ねることですから、ask ですね。 「利く・効く」は、効果があることですから、act やwork、または、take effect で良いでしょう。

次に、「みる」を考えてみましょう。
see    見る: 目の中に景色が入ってくることです。目を開けて、ただ見ていることです。

watch  観る: じっと観察することです。動きのあるものに目を追って行く時も、watch です。だから、「鳥の観察」を、Bird Seeing とは言わないで、Bird Watching と言います。テレビ画面はどんどん変化して、目が疲れますが、その画面を追いかけて観るのですから、watch TV となります。

look   視る: 視線をむけることです。目を向ける対象物を入れる時は、前置詞のat を必ず付けます。at には、「~に向けて」と言う一点に向かう意味があります。listenと同じように、自動詞の代表格です。

「きく」の例文と同じように、次のような英語が言えます。
I looked back but saw nothing.  「うしろに振り返って見たけれど、何も見えなかった」 となります。

「みる」には、もう二つ「診る」と「看る」がありますが、これらは、上記の三つとは全く意味が違います。
「診る」は、医者が患者を診察することですから、examine が良いでしょう。 「看る」は、面倒をみたり、看護することですから、take care of で良いでしょう。

今回は、「聞く」と「見る」を表す英語の違いのお話でした。では、また、次回も何か面白いトリビアを届けましょう。

時・条件の副詞節でも、will が入ることがあります。

時・条件の副詞節でも、will が入ることがあります。

 

新年最初のブログですね。今年が、皆さんにとって楽しいことが多い一年になることを願っています。

 

元日から2~3週間のシアトルの気温は7~12度前後で、すごい寒さではなくて助かります。寒波がやって来て大雪となると、シアトルの交通はすぐに麻痺しますので、降雪予報には敏感になってしまいます。

さて、エドモンズ大学とショアライン大学の新学期は1月3日よりスタートしていますが、連日の授業でTOEIC対策の模擬試験に力を入れています。帰国直前の最後のTOEICテストでは、留学中に学んだ知識を全てぶつけて、頑張ってほしいものです。

 

12月は冬休みで学校行事は無かったので、スペース・ニードルで行なわれた恒例行事のNew Year‘s Eveの花火の様子を紹介しましょう。集まった学生達は、打ち上がった綺麗な花火に歓声を上げて、新年を祝いました。

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ここで、ちょっと英語の間違い探しですが、先月学校に届いたクリスマスカードの英語に間違いがありました。

次の英文で、どこが誤りか分かりますか? この二つは、アメリカにある日系企業から届いたカードでした。きっと、ネイティブの英文チェック無しに、そのまま印刷されてしまったのでしょう。

 

 ・ We wish you a happy holidays.

 ・ We wish you have a happy holiday season full of joy and a happy New Year.

 

最初のものは、holidays と複数形ですから、a は不要ですね。We wish you happy holidays. が正しいです。2番目は、何がおかしいでしょうか。ちょっと、難しいかもしれませんが、動詞のhave が不要です。 We wish you a happy holiday season full of joy and a happy New Year. が正しい文です。

 

We wish + 人 + 嬉しい事柄、 つまり、 S + V + O + O の構文で、「あなたにその楽しいことがやって来ることを願います」という意味です。ですので、I wish と言った後、そのまま you a Merry Christmas を言えば良いのです。 この場合のyouは、主格でなくて、目的格のyouですね。

I wish you a Merry Christmas. でOKです。

 

日本人は、We wish (that) S + V の構文だと思って、つい動詞を入れてしまいますが、ネイティブは、そのまま、youと幸せを表す名詞、つまり happiness とかluckを入れます。

 

ここに動詞を入れると、仮定法の意味合いが強くなってしまって、不可能なことが実現できたら、どんなに良いだろうかと言う気持ちを表現することになってしまいます。現実とは反対の意味になります。 もし、have を 過去形のhad にしてしまうと、仮定法過去と言う構文で、もっと最悪となり、意味は、現実の反対ですから、「あなたが、楽しい休日を持てるようになるなら、どんなに良いことでしょうね。でも、あなたには楽しい休日は来ないので、とても残念ですね。。。」と、非常に悲しい意味になってしまいます。

 

話題を変えて、別の英文法の話をしましょう。学生からの質問で、気付いたことです。

 

学校で習う教科書や英文法書の多くが、「時・条件を表す副詞節の中では、未来のことでも、現在時制を代用して、will を使わない。」と書かれています。 ところが、実際には使われることがありますので、解説したいと思います。

 

先ず、一般的には、接続詞の when(~をするとき), after(~をした後に), before(~をする前に), until(~をするまでに), if(もし~ならば)などの後に続く文の中で、未来に起こることでも、動詞は現在形が使われると説明されていて、次のような例文があります。

 

 Let’s go to the beach if it is fine next Saturday.   

 今度の土曜日に晴れたら、ビーチに行こう。

 

 I’ll tell her the truth when I see her tomorrow. 

 明日彼女に会ったら、本当のことを言うつもりです。

 

If の後も、whenの後も未来のことでも、willを入れないで、現在形を使っています。

 

ところが、ネイティブは、次のような場合には、時・条件を表す副詞節の中でも、will や be going toを使うことがあります。

 

・依頼で、「~をしてくれるなら」

 If you will help me, I’ll soon finish. 

  手伝ってくれるなら、直ぐに終わります。

 

・強い意志で、「~をどうしてもするならば」、「~するつもりならば」

 If you will eat so much, you cannot complain if you get fat.  

  どうしてもそんなに食べたいなら、太っても文句を言えないぞ。

 

 If you are not eating the cake, I’ll have it. 

  そのケーキ食べるつもりがないのなら、私が食べるよ。

 

If の中の副詞節の事柄が、主節の事象より後に起こる状況で、「(結果的に)~となるならば」

 If I will do so if it will make you happier (as a result). 

  そうすることが、あなたを喜ばせることになるなら、そうするよ。

 

このように、時と条件の副詞節では、未来のことでも現在形を使ってwillは入れないと機械的に反応してしまうと間違ってしまいますので、気を付けましょう。 willを入れても良いのです。

 

今回は、ちょっと難しかたかもしれませんね。では、また次回に。