プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
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褒めたり激励する英語は何と言うでしょう?

10月に入り、シアトルはすっかりと秋になりました。朝、車の窓ガラスは寒さで曇っています。

9月後半に夏休みも終わり、秋学期が3キャンパスともスタートし、夏休みに旅行に出掛けた学生達は、その楽しかった旅行のエピソードを聞かせてくれました。今年は、フロリダに上陸した超大型ハリケーンの影響やメキシコ南部の地震発生で、その方面に出掛けた学生達は、フライトがキャンセルされたり、日程変更を余儀なくされたりと、旅行先でバタバタと慌てたようでしたが、皆無事にシアトルに戻ってきましたので、心配していたアドバイザー達も安堵しました。

 

9月は夏休み中であったので、学校行事はありませんでした。8月末に皆で出掛けた恒例のカナダ・ウイスラー研修旅行の楽しそうな写真を紹介します ウイスラーへ行く途中の山道にある大きな滝の前でのスナップとサイクリングやカヌーを楽しんでいる様子です。

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勉強の秋です。
涼しくなってきたので、英語の勉強にも身を入れて頑張りましょう。今回は、語源ではなく、褒めたり、激励する時の英語表現についてお話しましょう。

相手を褒める言葉を使うと、コミュニケーションを円滑に進めていくことができます。

「このセーターあなたにお似合いですね」と褒める言葉から、会話をスタートすれば、相手も笑顔になって、その後の会話も弾むことでしょう。

 

主語を「セーター」にする言い方と「あなた」を主語にする言い方の2つがあります。

This sweater suits you.

You look good in this sweater.

 

最初の英語のsuitは、他動詞でとても便利です。

「(衣服などが人や物に) 良く似合う」、 「(事が人に) 都合が良い、満足させる」と言う意味で、次のような使い方ができます。

 

それは時代の精神にはそぐわない。    It does not suit the spirit of the age.

何日がご都合良いですか。         What day will suit you?

この気候は私に合わない。                  The climate does not suit me.

一方、You look good. は、Youを主語にして、「あなたが素敵に見える」と言っているので、親近感がわく表現です。皆さんは、stunning と言う単語を知ってますか? good の代わりに、You look stunning in this sweater. と言うと、「とても素敵で似合っている」となります。 good より、もっと素敵と言う感じですね。

 

You look great today.             今日はかっこいいね。 

 

「素敵な」と言う意味の他の形容詞を列挙しますね。 「その恰好とても素敵ですね」と言う時に、是非使ってみて下さい。

fantastic  pretty、    beautiful  elegant、        awesome    cute

charming splendid dapper     sophisticated lovely、      gorgeous

今度は、上手くやった時や頑張った時に掛ける言葉を考えてみましょう。

 

You did a great job.  素晴らしい仕事をしたね。

大人の仕事に限らず、子どもが素晴らしい絵を描いたり、素晴らしい図工の作品を完成した時でも、a job と言っても構いません。

 

また、「あなたのことを凄いと思う」と感服する気持ちを表す言い方は、次のようになります。

I am proud of you.              君を誇りに思うよ。

I really admire you.                君は素晴らしいね。君のこと称賛するよ。感心するよ。

 

「良かったね、おめでとう」の短い言葉は、次のように言います。
Congratulations.                おめでとう!    必ず複数形で言いましょう。

                            カジュアルな表現で短くして、Congrats! とも言います。

Way to go.                                                     良くやったね。

Good for you.                 良かったね。

を励ます時に、日本では「頑張れ!」と言いますが、米国では、頑張れより、「君なら大丈夫、上手くいくよ」と安心させるように励まします。

Good luck. You can do it.              幸運を祈るよ。君ならできるよ!

Don’t worry. Everything will be all right.   大丈夫。すべて上手く行くから。   

 

どうしても、「頑張れ」と言いたかったら、次のような言い方があります。 これも便利な表現ですから、使ってみてください。

Hang in there!   頑張れ!  この場合の hangは、踏みとどまる、我慢すると言う意味ですね。

今回は、ちょっとした褒める言葉と激励の言葉のお話でした。 では、また、次回に。

respectful と respectableはどう違う?

シアトルでは、7月から晴天が何日も続いています。しかし、8月の終わり頃から、朝は、肌寒くなってしまいますので、シアトルの夏は非常に短いと言えます。週末、近くのビーチや湖や公園は、多くの家族で賑わっています。地面や芝生の上にシートを敷いて、太陽の光線を大いに浴びながら、ピクニックを楽しんでいます。雨が降り続く秋に入ってしまう前に、少しでも日光を吸収しようと競っている感じです。

 

さて、7月に行なわれたイベント二つを紹介します。一つは、シアトルの港に停泊したRuby Princess Cruiseの見学会で、もう一つは、ANAシアトル支店の協力により実施されたANA航空教室の講演会の写真です。両方とも、学生達は真剣に説明を聞いていました。大変良い勉強になったと思います。

 

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今回は、動詞のrespect 「~を尊敬する」から出来ている形容詞の respectful respectable の違いについてお話しましょう。

 

この二つの形容詞は、使い方を間違えると、誤解される英語になってしまうので、注意して下さい。

 

respectful  (人に対して) 敬意を表す。 礼儀正しい。

respectable (世間的に)ちゃんとしていて、立派である。  (服装が)きちんとしていて、見苦しくない。

 

動詞のスペルの最後に、-ful とか –able が付いて出来た形容詞の場合、その –ful -able に、特別な意味があります。

 

respectful -ful は、「~する」と言う能動的な意味があります。つまり、respectをする」と、そのまま訳せば良いので、尊敬する敬意を表すと言う意味となります。一方、respectable -able の場合は、可能の「~できる」と理解している人も多いと思いますが、もう一つ重要な意味が有ります。それは、「~する」の能動的な意味の逆で、「~される」と言う受動的な意味です。respectable の原義は、respect される」と言うことです。つまり、「尊敬されるくらいに、きちんとしている、立派である」と言う意味になります。

 

彼に対して失礼なことをしないように の英語は、Be respectful to him! となります。つまり、礼儀正しくしなさいです。この時に、respectable は使えません。動詞のスペルの後に、-ful -able を付けて形容詞になった単語には、このように、能動態の「~する」と受動態の「~される」の意味があることを覚えておきましょう。

 

「後悔する」regret も 「忘れる」forget も -ful - able の二つの形容詞を持っています。

上に書いた「能動態」の「~する」と「受動態」の「~される」の意味を分かっていれば、使い方で間違えることはないと思います。

 

regretful は、「悔やむ気持ちを持っていて、残念に思う」です。 ですから、人間が必ず主語になりますね。一方、 regrettable は、「残念に思われることで、気の毒な、痛ましい」の意味となります。

 

He is regretful for his own behavior at the party.   彼はパーティーでの自分の行動を悔やんでいる。

It is regrettable that the bill was not passed.      その法案が通過しなかったのは残念です。

 

forgetful は、「すぐ忘れることで、忘れやすい、忘れっぽい」ですね。これも、人間が主語になりますね。

一方、 forgettableは、「すぐに忘れられやすいで、印象に残らない」と言う意味となります。ですから、事柄が主語になります。

 

I have been forgetful lately.        最近私は忘れっぽい。

This matter will be forgettable.        この事は、直ぐに忘れられる。

 

反対語のunforgettable は、「印象に残ることですから、忘れることができない」となります。

皆さんも、学生生活の中で、a lot of unforgettable memories を持っていることでしょう。

 

最後に、respect のもう一つの形容詞で、respective がありますが、これは、意外にも尊敬の意味がまったくなく、「それぞれの、各自の」と言う意味です。

 

また、次回に、面白い英単語のトリビアを届けましょう。

レイニア山ハイキングに行ってきました

7月も早いもので月末となりました。アメリカの独立記念日を過ぎてからは、毎年のことですが、アメリカ北西部は雨の全く降らない快晴の天気が続きます。ハイキングやキャンプには最適な時期の到来です。夏でも朝は肌寒い感じがしますから、最高の季節です。

 

多くの学生は、独立記念日を祝う花火を見に、ホストファミリーや友達と花火が上がる場所の湖畔に出掛けて行きました。今年、アメリカ合衆国は、誕生してから何歳か分かりますか。241才です。一方、日本国は、2677才ですね。日本国は、同じ民族が存続し、国名が変わらない点では、世界で一番古い国家ですね。

 

さて、晴天の続く中、先週の金曜日に、エドモンズ大学とカスケーディア大学の学生達は、恒例のレイニア山へのハイキングに出掛けました。ショアライン大学は、今週に予定しています。1、2週間前まで山には残雪があり、ハイキングコースが使えるかどうか心配でしたが、この数日の温度上昇で、大分解けていました。まだ山頂は雪に覆われていますが、その雪の白さと真っ青な空とのコントラストが鮮やかで、学生達は新鮮な空気と大自然の絶景を大いに楽しんで来ました。その写真をいくつか紹介します。

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先月のブログの最後に、簡単な前置詞に、意外な意味があることを紹介しましたが、その続きをちょっと紹介しましょう。 with on などの簡単な単語でも、状況によっては、どう訳して良いか分からない場合があります。

 

では、at random に、意外な意味を持つ前置詞を、英和辞典の中から例文を拾ってみましょう。

動詞+前置詞のイディオムで、意味を成すものもあります。イディオムとして覚えておきましょう。中には、前置詞ではなく、形容詞として補語になっているものあります。

 

I’m not really with you. Please repeat what you just said.   理解する

あなたのことが良く分かりません。 もう一度言って下さい。

 

He is on the ball.                            有能である

彼は、抜け目なく有能です。

 

He is on the committee.                        ~の一員

彼は委員会の一員です。

 

This coffee is on me.                          ~のおごり

このコーヒーは私がおごります。

 

We won’t have to go through that again.             経験する

私達はあのことをもう一度経験したくはありません。

 

I came across my graduation album just now.          偶然見つける、出会う

丁度今、卒業アルバムを偶然見つけました。

 

How did you come by these boxes?                手に入れる

どうやってこれらの箱を手に入れたのですか。

 

Do you take after your Mom or your Dad?            似ている

あなたはお母さん似ですか、お父さん似ですか。

 

How are you getting along at your new school?        上手くやる、前に進む

新しい学校で、調子はどうですか。

 

He could not get his joke across to his students.      ~を理解させる、伝える

彼は学生に冗談を理解させることが出来なかった。

 

Many people get taken in by internet scams.          騙す

多くの人がインターネット詐欺に騙されている。

 

Are you for or against the plan?                 賛成・反対

その計画に賛成ですか反対ですか。

 

My Dad is pretty fit for his age.                  ~の割に (~の範囲で) 

父は歳の割にはとても元気です。

 

The team is up for the game.                   意気盛んな

チームは試合に向かって気合が入っています。

 

Five days down, two days to go.                 終わる

5日が終わって、後2日です。

 

He was off in his calculations.                  間違っている

彼は計算を間違っていた。

 

She seemed to be feeling off when I saw her last.      元気がない

この前彼女に会った時、彼女は元気がなかった。

 

今回は、短い簡単な前置詞でも、意外な意味があることのお話でした。

では、また次回に面白そうな話題を提供しましょう。 

Do you want to ~?は、「~したいですか」の意味だけではありません

6月後半になって、ようやくシアトルに毎日青空が広がる良い季節がやって来ました。

4月、5月と雨の多い日が続いていたので、眩しい太陽の下、気持ちの良い朝を迎えらるようになりました。

これからのシアトルの夏は、一年で最高の季節となります。

 

6月半ばの金曜日に、シアトルにあるマクドナルド小学校で小さな運動会が行なわれ、ボランティアとしてカスケーディアの学生7名が参加して玉入れや二人三脚の競技のお手伝いをしました。

その様子を紹介します。

 

玉入れでは、子供たち全員に玉が行き渡るようにしたり、玉を投げ入れる籠を持ったりしてあげました。

二人三脚では、英語でルールを説明し、子供たちが安全に楽しめるようデモンストレーションも行ないました。子供たちの楽しむ姿を見て、学生たちも笑顔でサポートし、積極的にコミュニケーションを取っていました。小学校の先生からも、うちの学生たちの活躍に感謝の言葉を頂きました。

 

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今回は、簡単な英語でも、意外な意味があることをお話しましょう。 Do you want to ? の英語です。 

 

中学で習う簡単な表現です。皆さんは、このフレーズを「あなたは~したいですか?」と訳すはずです。

しかしながら、米国でのカジュアルな会話場面では、その訳では、間違ってしまう状況があるのです。

 

旅行について話しをしている時に、Do you want to go to Europe? と言えば、「あなたはヨーロッパに行きたいですか」で、全く良いのですが、忙しく何かの作業をしている場面で、Do you want to give me a hand? と言えば、「ちょっと手伝ってくれませんか」とお願いをしていることになります。Do you want to come in? も、「どうぞ中に入りませんか」と人に勧める表現となりますので、「~したいですか」と、その人の希望を聞いている訳ではなく、「中に入ってはどうですか」と勧めていることなのです。

 

Do you want to sit here? これも、「どうぞここに座って下さい」と言う意味で、座ることを勧める言い方です。これを「~したいですか」と質問されたと思って、「したくない」と思った時に、相手に変な返事をしてしまうことになります。

 

その場の状況から、その英語の意味を判断するしかないのですが、何かを勧められている状況、あるいは、お願いされている状況と感じたら、適切な返事をしないと、失礼な受け答えになってしまいます。

 

Do you want to eat something?    「何か召し上がりませんか」

Do you want to get the phone?    「ちょっと電話に出てくれませんか」

 

と言う意味になる訳ですね。

 

ジーニアス英和辞典(第4版)には、その辺の解説が、詳しく書かれています。手元の色々な出版社の辞書を調べてみましたが、ジーニアス英和辞典以外の辞書には、「~したいですか」の普通の訳しか解説されていませんでした。「~したいか」、「~したくないか」で考えてしまうと、コミュニケーションが上手く取れなくなってしまいます。 

 

こんな簡単な英語のDo you want to ? に、何かを勧める時の「~しませんか」あるいは、何かをお願いする時の「~してくれますか」の意味があることを知らない人は多いと思います。

 

もう一つ、簡単な前置詞の意外な意味についてもお話しましょう。 「~の中に」のintoです。

 

She is very much into jazz.   「~に夢中になっている、没頭している」と言う意味で、「彼女はジャズに

                     夢中になっている」です。

 

Three into fifteen goes five.   「~を割る」と意味で、割り算のことです。 「15割る3は5です」
                                          
別の言いは、Fifteen divided by three equals five. です。

 

I am into him for $10,000.   米国の俗語ですが、「~に借金をしている」です。

                   「私は彼に1万ドルを借りています」と言う意味です。 

 

このように全く別な意味があるとは、驚きですね。

 

次回には、withon などの前置詞の意外な使い方についてもお話しましょう。

では、また。

教育のeducation は、能力を引き出すことです

5月後半に入って、シアトルに気持ちの良い季節がやって来ました。やっと青空と太陽を見られるようになりました。今年の春は、本当に雨と曇りの日が多くて参りましたが、今週から晴れる日が多くなってきて、いよいよ初夏を迎えつつあります。

さて、カスケディア大学の学生は、もう2ヶ月半が、エドモンズ大学とショーライン大学の学生は、1ヶ月半が過ぎ、到着当時に戸惑いからも解放され、バスのルートを駆使して行動範囲を徐々に広げています。週末には課外活動に参加したり、小旅行に出掛けたりと、大いにアメリカ文化に直接触れて、見聞を広めてもらいたいと思います。

5月12日(金)にエドモンズ大学とショーライン大学では、市内観光へ出掛けました。毎年4月のオリエンテーション最終日に市内観光を実施していましたが、今年は特に雨が多い予想だったので、4月を避けて、5月に延期して、実施しました。その時の様子をちょっと紹介します。

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今回は、また語源の話をしましょう。教育や学校や関係する英単語の原義を知ると、日本語の意味との違いに驚かされます。

まず、英語のeducation から見てみましょう。動詞は、educate で、ラテン語からの単語です。ラテン語では、「その人の持っている能力を引き出す」と言う意味で、良い能力を引き出すことが、educationです。日本語では、「教える」と「育てる」で、「教育」となりますが、「教」の偏(へん)には、老人と子供が一緒にいることを表していて、旁(つくり)には、むちなどの道具を手に持った姿を表していると漢和辞典に書いてあります。何か年老いた大人が子供に対して、むちを打って教え込んでいるイメージですね。そして、「育」の冠(かんむり)は、母親から子が逆さに生まれてくる様を表して、脚(あし)の部分の月は、肉のことで、肉を食べさせて育てることだと説明されています。日本語の「教育」は、子供に無理やり知識を詰め込むようなニュアンスが、漢字の成り立ちから出ています。そう考えると、英語で言う「教育(education)」の方が、子供のやる気をドンドン引き出せそうです。欧米文化では、子供の良い点を引き出して伸ばすことが真の教育と考えていたことが分かります。単語の成り立ちから、文化の違いを知るきっかけとなる良い例です。

英語のeducation に戻って、その原義を補足すると、この単語の中にある「duc」には、「導き出す」の意味があります。例えば、produceは、前に導き出すから、「作り出す、生産する」、introduceは、中に導入するから、「(新しい事など)を取り入れる」とか、仲間に入れるので、「(仲間に)紹介する」、reduce は、元へ引き戻すから、「~を少なくする」と言う意味になります。原義を知れば、それだけ記憶し易くなりますから、単語力をドンドンと伸ばして行きましょう。

次に、schoolの原義を考えてみましょう。いつものプログレッシブ英和中辞典(小学館)には、元はギリシャ語で、余暇を費やす場所と説明されています。楽しく余暇を過ごす場所が学校なのです。一方、日本語の「学校」は、「学」は、建物の中にいる子供たちを表し、「校」は、木で出来た建物の中で交わる姿ですから、正に校舎の中で子供達と先生が交わることを言っています。日本語には、英語で言うところの余暇を楽しむ意味などは全く入っていません。school は、余暇を楽しむことですから、面白い場所でないといけません。原義が、こんなに違うとは大きな驚きです。

今度は、「単科大学」や「専門学校」のcollegeを見てみましょう。 「同僚」のcolleague と同義で、同僚や仲間の集まりの意味でした。昔は、勉強するために集まった仲間が、大学の意味だった訳です。この単科大学が集まって、一つの「総合大学」となったのが、universityです。一つの意味のuni versity を足して、university となるのですが、スペルが少し変り、「大学代表チーム」のことを、varsity と言います。形容詞では、「大学の代表の」と言う意味になります。英国では、昔、このvarsity だけで、「大学」と言っていました。The Varsity と言うと、名門大学のOxford Cambridge大学を指すそうです。

最後に、スペルをミスしがちなcurriculum を見てみましょう。カタカナで「カリキュラム」と書いたりしますが、「履修課程」のことです。元々は、レース用のコースを言っていましたが、教育課程や履修内容のことを言うようになりました。ラテン語で、currere は、「走る、流れる」と言う意味です。course も、走る道のことで、「コース」、current も、今世の中に流れていることから、「最近の、現在の」と言う意味で使われています。

今回は、教育に関する英単語を考察してみました。では、また、次回のトレビアを楽しみにしていて下さい。

イチローの活躍を見てきました!

4月1日(日)にエドモンズ大学とショアライン大学の学生117名がシアトルに到着してから、アッと言う間に、3週間が過ぎました。到着後、ホストとのコミュニケーションや米国での新生活に戸惑っていた学生達も、段々と慣れてきて、毎日元気に通学しています。しかしながら、4月に入ってからも、雨の日が続き、学生達は、毎日傘を携帯しなければならない生活にうんざりしたことだと思います。

そんな中、オリエンテーションも終わって英語授業(ESL) がスタートし、そのESL授業の一環で、英語講師と共に、4月19日(水)にSafeco球場でのシアトル・マリナーズ野球観戦に出掛けました。何と、この日は、イチローのいるマイアミ・マ-リンズとの対戦でした。リーグの違うマーリンズとの対戦は、あまりシアトルでは行なわれず、しかもイチローが出場する試合をちょうど観戦できる確率は非常に小さいです。実際に、シアトルでのプレーは3年ぶりだったそうです。古巣のマリナーズとの対戦で、観客全員がイチローに敬意を表して、スタンディング・オベーションで彼を迎えました。こんな試合に出会えるなんて、幸運な学生達ですね。

しかも、この試合で、9回にイチローは今季の初本塁打を放ちました。イチロー選手も、そろそろ現役を引退するはずですので、活躍するその姿を生で見ることの出来るチャンスは、そうないと思います。ホームランを打って、悠然とホームベースへ向かって走るイチローの姿を見ることが出来たとは、本当にラッキーです。留学生活の中の良い思い出の一つになったのは、間違いないでしょう。

それに、おまけが付いていて、先着2万人の観客に、マリナーズのユニホームとマーリンズのユニフォームを着た2体のイチロー人形が無料で配られました。学生達は、全員貰いましたので、日本のご家族に、自慢げに報告したことだと思います。写真は、オリエンテーション中のエドモンズ学生の様子とマリナーズ野球観戦の様子です。

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さて、今回は、イチローの話題も出たので、野球に関する英語について、少しお話しましょう。
先ず、翌日のThe Japan Timesの記事を紹介します。

Ichiro slugs first homer in defeat SEATTLE – Miami’s Ichiro Suzuki on Wednesday homered for the first time this season and did so at Safeco Field, his former home ballpark, although the Marlins squandered an early lead in a 10-5 defeat to the Seattle Mariners.

 

In the finale of a three-game series and in his last at-bat, Ichiro drove Evan Marshall’s first pitch into the right field stands, much to the delight of the crowd in Seattle where he spent 11½ seasons.

イチローが今季初ホームランを放つも、敗れる。

「マイアミ・マーリンズは、最初のリードを守りきれずに、シアトル・マリナーズに10-5で負けたが、イチローは、古巣のセイフコ球場で、今シーズンの初ホームランを放った。
イチローは、3連戦の最終戦の最後の打席で、エバン・マーシャルの初球をライトスタンドへ運び、11年半に亘りシーズンを過ごしたシアトルで観客を大いに喜ばせた。」

見出しにあるslug は、「強打する」ことを言います。日本語では、「打った」と過去形で報道されますが、この英字新聞では、正に打ったところだと言うニュアンスを伝えれるために、三人称単数のsを付けて、現在時制で表現されています。英字新聞では、過去のことでも現在時制で表すことが良くありますので、覚えておきましょう。ホームランは、home run またはhomer と言いますが、この記事では、「ホームランを打つ」の動詞として使われています。squander は、「無駄にする」ですが、この場合は、「初めのリード」を無駄にしてしまった。つまり、リードを保てなかったということです。そして、「打席」のことを、バットを持って立つので、at-bat と言います。

この記事の解説は、これで止めて、皆さんに質問です。

「3回の表に」を英語にするときに、「回」は、イニング (inning) と言いますが、では、「表」を何て言うか知ってますか?
「表」は top と言います。そして、「裏」は bottom と言います。「3回の表に」は、in the top of the third
inning と言います。

では、皆さんが良く使っている野球用語の中で和製英語の代表格を紹介します。これらの英語は、ネイティブには理解できません。英語ではないので。

フォアボール (四球)  four ball

4つのボールですからか、文法的には複数形にして、フォアボールス four balls です。また、歩かせて出塁するので、walk とも言います。実は、正式用語は、4つのボールが出てしまって一塁ベースに行けるので、base on balls と言います。記録係は、四球のことをBBと記録します。この他には、free pass とか free ticket と表現することもあります。

デットボール (死球) dead ball

投手の投げたボールが打者に当るのですから、hit by pitch ですね。 デットボールでは、「死んだボール」となってしまいます。

フルベース (満塁)  full base

これは、全く理解不能です。全ての塁の上に選手が乗っているので、bases-loaded と言います。
load は、「載せる」と言う意味です。

バックネット  back net
捕手のちょうど後ろのバックネット席で野球を観戦したなど言いますが、正しい英語ではありません、間違いではないように思えますが、正しくは、backstop と言います。

ゴロ   goro
空中へ上がらずに、地面を這うボールのことですが、英語は、grounder です。 日本では、グラウンダーが、グラからゴロへとのなまってしまって、使われるようになったそうです。

実は、まだまだおかしな和製英語がありますが、この辺で止めます。
今回は、イチローの話題から野球英語のお話でした。では、また来月に!

a とtheで、こんなに意味が違います

今年の3月は、記録的な雨の多い月となりました。2月半ばから、ずっと雨が降っています。2月初めには眩しい太陽が時たま顔を出して、空気も木々の匂いも春の訪れを感じさせましたが、また冬に戻ったような寒い気候です。3月11日(土)にカスケディア大学に留学する英語コミュニケーション学科の学生達30名が、一足先に到着していますが、皆、毎日の雨に気が滅入ったことだと思います。

そんな中、翌週からスタートしたオリエンテーションに、明るく元気に参加しています。3月23日(木)には、シアトル市内観光のイベントがあり、外国からの他留学生と一緒に楽しいひと時を過ごしました。天気予報は、いつものように曇り又は雨でしたが、何とこの日だけは、予想がはずれて、青空が広がり良い天気となりました。学生達は幸運でした。ホスト宅での写真、オリエンターション中のキャンパスツアーでの写真、そして、学生達の集合写真を紹介しましょう。

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いよいよ、4月1日(土)には、エドモンズ大学、ショーライン大学の学生117名がシアトルに到着します。
こちらの受け入れの準備は万端です。4月からは、雨が止み暖かくなってくれることを期待したいですね。

さて、ちょっと文法的なことを話しましょう。日本人の苦手な冠詞の話しです。 athe 
冠詞を付けない場合で、意味のニュアンスが変わります。新学期が始まるので、自分の「基礎英語」のオリジナル・テキストを見直していて、冠詞の違いで意味が全く変わる面白い例文がいくつかあるので、ここに紹介します。

a があるのと無冠詞の場合、theがあるのと無冠詞の場合、あるいは、 a the
の場合で、意味が変わってしまう例文だけを以下に列挙します。

(1) Please call me Taxi.       私のことをタクシーさんと呼んでください。 (名前がTAXI
と言う人ですね。)
   
 Please call me a taxi.
    私のためにタクシーを一台呼んでください。
(2) She is with child.
      彼女はおめでたです。(妊娠中のこと)
   
She is with a child.
     彼女は一人の子供と一緒にいる。
(3) Do you have paper?
    紙ありますか?
   
Do you have a paper?
   新聞ありますか?
(4) Would you like to have lunch.  
ランチ食べましょう。
   
  Would you like to have a lunch. 
一人分のランチ一緒に食べませんか?
(5) You have egg on your chin. 
  卵のかすがあごに付いているよ。
   
 You have an egg on your chin.
  丸い卵一個があごに付いているよ(!?)
(6) Do you have time?
         今、時間ある?  (今、暇ですか?)
   
 Do you have the time?
       今、何時ですか? (時計をお持ちですか?)
(7) My husband goes to the office by bus.    
夫はバスでオフィスに行ってます。
   
My husband goes to the office by the bus.    夫は(壊れて動かなくなったような)バスの隣にあるオフィスに行ってます。
(8) Money is a reason why she has divorced him.  お金のことが彼女が彼と離婚した理由の一つです。
   
Money is the reason why she has divorced him.
 お金のことが彼女が彼と離婚した唯一の理由です。

理解しやすいように、ちょっと極端な例を挙げましたが、たった一文字があるかないかで、意味がこんなに変わってしまいます。気を付けないと、伝えたい意味が正確にネイティブには伝わらないことになりますから、注意しましょう。

では、もう少し解説をしておきましょう。
a は、たくさんある中の一つと覚えましょう。何処にでもあるもののなかの一つです。一つですから、必ず目に見えて、形があって、数えることの出来るものには付けます。逆に、付けないと、形の見えないものに変化してしまっていることになりますね。

the
は、世の中の人が皆、あるいは、その場に居合わせた人達が皆、共通に知っているものに付けます。「あの」とか「例の」とか、あるいは 「あなたの知っている」と訳すことができます。

(1) a
が無いから、目に見える形のあるタクシーではなく、この例文では名前のように響いてしまいます。
(2) a
が無いから、形が見えませんね。つまり、まだ人間になる前の胎児のイメージですね。
   
 「妊娠している」を婉曲的に言うと、She is expecting. という言い方もありますから、覚えておきましょう。
(3) a がある時は、可算名詞の「新聞紙」ですが、a がなければ、不可算名詞のただの「紙」です。
(4) 食事は、無冠詞で言うルールですが、a が付いたら、具体的な一つのランチボックスとか弁当の意味
ですね。
(5)  a
が無いので、形が壊れたものとなり、この場合は、「卵のかす」のこと。
    
a
 があれば、まるまる卵一個のこと。
(6) 無冠詞の時は、不可算名詞の「時間」で、theがある時は、皆が共通に認識できる「時間を示すもの」 つまり、

     時計とはiPhoneなどのことを言います。
(7) by + 無冠詞の乗り物で、「交通手段」を表します。冠詞が付くと、by が「~によって」と言うよりも、
 「~の近くの、

     ~の隣にある」と言う意味に解釈される可能性があります。
(8) a は、「世の中に色々ある中の一つ」、theは、「唯一の」と言う意味があり、世界に一つしかないもの
に付きます。

今回は、冠詞のお話でしたが、少しでも、この違いの面白さに気付いて、英語に興味を持ってくれたら、嬉しいですね。
では、また、次回に。

エドモンズ大学とショーライン大学の修了式

もう2月に入ってしまいました。時間が経つのは、本当に早いです。皆さん元気でやっていますか。

朝は寒いですが、昼間の空気は、少し春に近づいていることを感じさせます。晴れ間も多くなってきました。

 

さて、シアトル校では、1月30日(月)には、エドモンズ校で、1月31日(火)には、ショアライン校で、大勢の大学関係やホストファミリーが出席し、盛大に2016年度修了式が行われました。学生によるスピーチも、綺麗な発音で、赤裸々に自分の人生やこの留学がどう自分を変えたかを語り、大いに聴衆の涙を誘う感動的な式となりました。また、式の最後に、学生達や英語講師の笑顔溢れる写真やビデオが上映され、大きな笑い声が絶えませんでした。ショアライン大学では、東京校の男子学生1名のご両親が、アメリカの修了式を見ようと、わざわざ東京より飛んで来て頂きました。式の前に、ご両親と挨拶を交わしましたが、精神的に大きく成長した息子さんの姿を見て、大変喜んでおられました。修了式の様子を、いくつか紹介します。

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留学の成果を見る最後のTOEICテストでは、この留学制度が始まって以来の最高得点の960点を取った女子学生1名がいます。そして、留学前の得点が210点であった男子学生1名が、帰国時に820点を取り、何と過去最高の伸び点である610点を出しました。なかなか600点以上伸ばすことは出来ません。このシアトル留学で、きちんと勉強をしていけば、TOEICテストの高得点の獲得も可能なことを証明してくれて、我々スタッフも大変喜んでいます。2017年度も、更なる英語力の向上を目指して、指導していくつもりです。

 

さて、今回は、また、少し語源のお話しをしましょう。

 

iPhoneの画面にあるRemindersの機能を見た時に、ちょっと気付いたことがあったので、調べてみました。

 

英語には、re- と言う 「元へ、後ろへ、反復、再び、」の意味の接頭辞が付く単語が沢山あります。

「返す」のreturn、「繰り返し言う」のrepeat、「再生する」の replay などは、皆さんも良く知っている基本単語だと思います。

 

このReminders remind は、 re + mind  で、「もう一度、気付かせる」から、「思い出させる」となっている訳です。そこで、ふと、「思い出す、覚えている」のremember も、re + member で、同じように memberに、「覚えている」の意味があるのかと思って、iPhoneの中にダウンロードしてある「ジーニアス英和辞典(第4版)」で調べてみましたら、語源的には、「気付かせる、思い起こす」の意味があることが分かりました。

 

member で考えると、ピンときませんが、 関連単語のmemomemorymemorize を思い出せば、理解できますね。皆、「メモ」、「記憶」、「暗記する」で、mem- は、「覚える」ことに関係しています。member を「会員」の意味だけと思っていると、気付かない例です。でも、現代では、「思い出す」の意味の動詞として、memberが使われることはありませんから、気を付けて下さい。簡単な英単語も、その成り立ちを調べてみると、大変面白いことが分かります。「思い出す」で、re- の付く単語は三つあります。

remember は、「普通に過去のことを思い出す」ことを言います。recall は、「改まって、意識的に過去を思い出す」ことです。最後に、recollectは、「記憶をゆっくりと呼び戻して、思い出す」の意味ですね。

 

remember の反対語のforgetも、for + get で出来ていますが、「得る」のgetの前に、forが付いているのですから、for に特別な意味があるはずです。調べてみると、「断念する」「できない」と意味の接頭辞だと説明されています。つまり、「(心の中に)入手できない」から、「忘れる」の意味になる訳です。接頭辞の意味を知るだけで、英語学習がドンドン楽しくなると思いますよ。

 

では、話しを、re- に戻します。 

何かをほめる時に使う形容詞で、「優れている」、「著しい」、「目立っている」の remarkable がありますが、これを分解すると、re + mark + able となります。つまり、中期のフランス語では、「改めて印をつける」ことを意味していました。ここに、学生リストがあって、その学生の中から特に成績の高い学生だけを選んで、リストの左端に✔の印を付けるとします。その行為が、本来の remark のことですね。目立っている学生の印です。しかし、remarkは、現在では、「(簡単な)批評、意見、感想」の意味で使われていますから、注意しましょう。

 

もう一つ、例を出しましょう。 「拒絶する」のreject です。re + ject 「元へ、投げ返す」が本来の意味です。ジェット機のjet が、変化してject となりました。jet は、ラテン語で「投げる、噴き出す」の意味です。そこから、噴射推進式飛行機をジェット機と呼ぶようになりました。reject が出てきたら、接頭辞だけを変えると、project と言う単語が思い付くでしょう。「前に」の意味のpro が、付いているので、「前に(写真や画像を)投げ出す」ことで、「映写する」と言う意味です。その機器を、プロジェクターと言いますよね。名詞でプロジェクトは、「これから先に行なうこと」を表して、「計画」と意味で良く使われます。

 

今回は、remind の re- についてのお話でした。では、また、次回に。

新大統領トランプ氏と毒舌

新年に入ったらと思ったら、もう1月も半ばですね。2017年が素晴らしい良い一年であることを願いながら、今年最初のブログを送ります。

 

シアトルも寒くなりました。朝は零下になり、車のフロントガラスも凍っています。まず、エンジンをかけるとともに、氷を解かすスプレーを噴射してから、運転を始めないと危険です。でも、今週の天気は、晴れと曇りが交互に来る感じの予想となっています。日中の温度は、少し上がって4~6度位にはなりますが。

 

1月の英語授業では、エドモンズ大学もショーライン大学も、TOEIC対策の模擬試験を繰り返しやっています。いよいよラストスパートです。それぞれが、自己ベストのスコアを出して、シアトル留学を終えてもらいたいと思います。

 

最初の写真は、昨年12月の恒例となったホノルル・マラソンに参加した学生達の完走後の集合写真です。辛い長い道のりを走り切った後の笑顔が素晴らしいですね。良い思い出になったことでしょう。もう2枚は、大晦日の夜、新年へのカウントダウンと共に、スペースニードルで打ち上がった花火と学生の様子です。

 

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もう一つ、昨年11月にシアトル校で開催した3キャンパスのスピーチ・コンテストの様子のビデオが、エドモンズ大学のメディア部の協力により完成しましたので、そのリンクを付けます。ご覧下さい。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rGfp-cRW824&feature=youtu.be

 

さて、今回のトピックスは、また次期大統領のトランプ氏についてです。彼の初めての記者会見の様子を見て、私が感じたことをお話します。

 

大統領選が終わって、初めての記者会見が、先週、開かれました。メディアは彼が何を発言するか注目していましたが、具体的な政策についての詳しい言及がなく、期待していたものとは程遠い会見となりました。むしろ、歴代の大統領とは全く違うスタイルで質疑応答する姿は、大統領としての品格に欠けるもので、残念な会見だったと思います。特に、彼から「嘘のニュース:fake newsにせもの:phony stuffを流すメディアと罵られたCNNの記者は、全く無視されていました。この会見は、新大統領が大手メディアとの対決を宣言するために開かれたようなものでした。

 

1月12日付の英字新聞The Japan Times に、その時の記者会見でのロシアとの関係や情報漏洩についてのやりとりが載っていましたので、英語の勉強も兼ねて、紹介します。難しい単語もありますが、辞書を引いて読んでみて下さい。

 

記事の最後の文に出でくる dossier はフランス語から出来た単語で、「関係書類」とか「関係ファイル」salacious claims は、「淫らな、わいせつな主張」と言う意味です。そして、「でたらめな」、「偽りの」と言う意味の形容詞で、fakephony が使われています。stuff は、普通「物」と言う意味ですが、これだけで、「がらくた」、「価値の無い物」と言う意味にもなります。

 

最後の一文を、意訳すると、「トランプ氏は自分のことを卑猥だとする一連の書類は、でっち上げで嘘ばっかりだと決めつけた。」という感じでしょうか。

 

Trump blames U.S. intelligence for ‘phony’ Russia dossier

NEW YORK – President-elect Donald Trump on Wednesday angrily denounced the publishing of claims he had been caught in a compromising position in Russia and attacked U.S. intelligence agencies over the leak of the information.

“I think it was disgraceful, disgraceful that the intelligence agencies allowed any information that turned out to be so false and fake out there,” Trump told a news conference. He called the dossier that makes salacious claims about him “fake news” and “phony stuff.”

結局、新大統領は、今までの大統領が決して口にしないようなスラングを使う「毒舌家」ということになりますね。この20日(金)の大統領就任演説での言葉に、世界は注目しています。

 

さて、「毒舌」は、英語でそのままan evil tongue とかa venomous tongue あるいはa wicked tongueと言います。「辛辣な」という意味でのsharp を使って、a sharp tongue と言っても良いかもしれません。

「彼は毒舌家である。」は、He has an evil tongue. となります。

 

ところで、毒舌の「舌」tongue を使った面白いイディオムがいくつかありますので、紹介しましょう。

 

「舌」から転じて、「ことば」「話しかた」「ことばづかい」の意味で使われることが、とても多いです。覚えておくと役に立つと思いますよ。

 

「母国語」    mother tongue 

「早口ことば」  tongue twister

「失言」     slip of the tongue   正に、「舌を滑らすこと」ですね。 

 

「そんな口のきき方をするな(ことばに気を付けろ)」  watch your tongue

「口をつぐんでいる(沈黙する)」   hold one’s tongue

「お世辞が上手である」   have a flattering tongue

「言葉づかいが優しい」   have a gentle tongue

「弁舌さわやかである」    have a fluent tongue

 

「口まで出かかって、でも出で来ない」    at (on) the top of one’s tongue

His name is at the top of my tongue.   彼の名前は、ここまでで出かかっているけど思い出せない。

ほら、あれ、あれ、ここまで出かかっているのに。。。。。 と言うと時に、使ってみてください。

 

「ふざけて(皮肉で)」    with tongue in one’s cheek

He spoke with tongue in his cheek.     彼はふざけて言った。

 

形容詞では、つぎのようなものがあります。

「二枚舌の(偽善的な)」  double-tongued

「ことばが辛辣な」      sharp-tongued

 

今回は、毒舌家のトランプ新大統領と「舌」に関係するイディオムのお話でした。 では、また!

メリークリスマス!カスケディア大学では修了式が行われました

Merry Xmas ! 早いもので、今年も残り少なくなりました。2017年ももう直ぐですね。
皆さんは、今年のクリスマスをどう過ごそうかと考えているところでしょう。

以前のブログでも書いたと思うのですが、この時期に気になることは、XmasX’masと書かれた年末の挨拶カードを日本から貰うことです。X’masと書くのは、日本だけです。辞書を引いて、確かめてみて下さい。
西洋文化が日本に入ってきてから、どこかの時点で、誰かが、XChristの短縮形と勘違いをして、アポストロフィを付けてしまったのだと思います。そして、そうすることが正しいことだと、長い間、日本人だけが思い込んできた間違いですね。

X
は、ギリシャ語でChristを表す言葉の頭文字で、Christを指します。アポストロフィを付ける必要は全くありません。これは、Christ’masと書くようなものですから、アメリカでは、X’mas と書くとことはありません。友達に教えてあげて下さい。

て、12月16日(金)の夕刻、カスケディア大学で修了式が盛大に執り行われました。とても感動的な式でした。当日の午後、雪が降らないかと心配ではありましたが、雪は降らずに、予定通りに式が挙行されました。エリック・モリー学長と私の挨拶の後、学生代表として2人の学生が、留学から学んだことや貴重な経験談のエピソードを、抑揚の付いた綺麗な発音の英語で語ってくれました。その素晴らしいスピーチに対して、大学関係者・ホストファミリーから、割れんばかりの拍手が起こり、なかなか止みませんでした。

修了式の写真を紹介します。

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今回は、英文法の話をしましょう。私の英語授業で、留学の最後の頃に勉強する「比較級」の話なのですが、その中でも、ちょっと分かりにくい no more than no less than についての話です。いつものプログレッシブ英和中辞典(小学館)より抜粋した例文を使って、説明します。

There were no more than 20 people present.   20人だけがいました。
no more than は、「~より多い、~より凄いことは、絶対にない、ただそれだけ」と考えて、少しガッカリした気持ちを入れて、「~だけ」となります。「たったそれだけ」、つまり only と覚えておきましょう。

no more than の後ろに数字が来ない例では、「~にすぎない」と訳せば、OKです。 

The earth is no more than a little star.   地球は、ただの小さな星に過ぎない。

There were not more than 20 people present.   せいぜい20人程度がいました。 

noが、notに変わっています。これは、数学的に考えて、「~より多いことは無い」 つまり 「~以下」 と訳します。感情を入れないで、「多くても、せいぜい」と訳しても、構いません。

 

次は、上の表現と反対の言い方です。

 

There were no less than 2000 people present.   2000人もいました。 

この場合は、「まさに、(大きさを強調して) ~も」と訳してみると良いです。驚くほど多いという気持ちが強く入っています。

 

no less than の後に、数字が来ない時は、「まさに~だ」と、驚きを表現する言い方となります。

It is no less than a miracle.  それは、まさに奇跡だ。

 

There were not less than 2000 people present.   少なくとも2000人がいました。

no ではなくて、notになっています。これは、数学的に、「~より少ないことは無い」 つまり 「~以上」と訳せば、OKです。驚きの気持ちは入りません。「少なくとも」と訳しても、構いません。

 

最後に、no more than が離れている no more than ~ の意味を説明しましょう。

次の文は、辞書に載っている定番の例文です。 

A whale is no more a fish than a horse is.   クジラが魚でないのは、馬が魚でないのと同じだ。

 

私が学生の頃は、全く意味が分からない英文だと思っていました。どの参考書にも、必ず クジラの構文 として解説されています。この英文の中に、どうして同じだと言う意味が入っているのか、当時は理解できませんでした。そこで、皆さんに、訳し方の裏技を紹介します。 

 

no more …. の …. の部分を、全然違う と強く否定してください。 

クジラの構文では、つまり クジラは絶対に魚でない と否定します。そして、than …. の …… の部分に、 そのことと同じような具体例 が入ります。この場合は、馬ですね。馬は魚でない動物の具体例ですね。

だから、馬が魚ではないのと同様に、クジラも魚では全く無い となります。

 

では、He is no more intelligent than a flea. を訳してみて下さい。

訳は、彼は、優秀では絶対にない。頭がすごく悪いよ。ノミ並みだよ となります。 

 

反対は、no less than  となります。上の例文の反対の文を作ってみましょう。

He is no less intelligent than Steve Jobs. 

訳は、彼は、頭が悪い事は絶対ない。すごく優秀だよ。スティーブ ジョブズ級の頭の良さだよ となります。

 

面白く読んでくれましたか。理解できたと言ってくれたら、とても嬉しいですが。

では、また次回に!