プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
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時・条件の副詞節でも、will が入ることがあります。

時・条件の副詞節でも、will が入ることがあります。

 

新年最初のブログですね。今年が、皆さんにとって楽しいことが多い一年になることを願っています。

 

元日から2~3週間のシアトルの気温は7~12度前後で、すごい寒さではなくて助かります。寒波がやって来て大雪となると、シアトルの交通はすぐに麻痺しますので、降雪予報には敏感になってしまいます。

さて、エドモンズ大学とショアライン大学の新学期は1月3日よりスタートしていますが、連日の授業でTOEIC対策の模擬試験に力を入れています。帰国直前の最後のTOEICテストでは、留学中に学んだ知識を全てぶつけて、頑張ってほしいものです。

 

12月は冬休みで学校行事は無かったので、スペース・ニードルで行なわれた恒例行事のNew Year‘s Eveの花火の様子を紹介しましょう。集まった学生達は、打ち上がった綺麗な花火に歓声を上げて、新年を祝いました。

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ここで、ちょっと英語の間違い探しですが、先月学校に届いたクリスマスカードの英語に間違いがありました。

次の英文で、どこが誤りか分かりますか? この二つは、アメリカにある日系企業から届いたカードでした。きっと、ネイティブの英文チェック無しに、そのまま印刷されてしまったのでしょう。

 

 ・ We wish you a happy holidays.

 ・ We wish you have a happy holiday season full of joy and a happy New Year.

 

最初のものは、holidays と複数形ですから、a は不要ですね。We wish you happy holidays. が正しいです。2番目は、何がおかしいでしょうか。ちょっと、難しいかもしれませんが、動詞のhave が不要です。 We wish you a happy holiday season full of joy and a happy New Year. が正しい文です。

 

We wish + 人 + 嬉しい事柄、 つまり、 S + V + O + O の構文で、「あなたにその楽しいことがやって来ることを願います」という意味です。ですので、I wish と言った後、そのまま you a Merry Christmas を言えば良いのです。 この場合のyouは、主格でなくて、目的格のyouですね。

I wish you a Merry Christmas. でOKです。

 

日本人は、We wish (that) S + V の構文だと思って、つい動詞を入れてしまいますが、ネイティブは、そのまま、youと幸せを表す名詞、つまり happiness とかluckを入れます。

 

ここに動詞を入れると、仮定法の意味合いが強くなってしまって、不可能なことが実現できたら、どんなに良いだろうかと言う気持ちを表現することになってしまいます。現実とは反対の意味になります。 もし、have を 過去形のhad にしてしまうと、仮定法過去と言う構文で、もっと最悪となり、意味は、現実の反対ですから、「あなたが、楽しい休日を持てるようになるなら、どんなに良いことでしょうね。でも、あなたには楽しい休日は来ないので、とても残念ですね。。。」と、非常に悲しい意味になってしまいます。

 

話題を変えて、別の英文法の話をしましょう。学生からの質問で、気付いたことです。

 

学校で習う教科書や英文法書の多くが、「時・条件を表す副詞節の中では、未来のことでも、現在時制を代用して、will を使わない。」と書かれています。 ところが、実際には使われることがありますので、解説したいと思います。

 

先ず、一般的には、接続詞の when(~をするとき), after(~をした後に), before(~をする前に), until(~をするまでに), if(もし~ならば)などの後に続く文の中で、未来に起こることでも、動詞は現在形が使われると説明されていて、次のような例文があります。

 

 Let’s go to the beach if it is fine next Saturday.   

 今度の土曜日に晴れたら、ビーチに行こう。

 

 I’ll tell her the truth when I see her tomorrow. 

 明日彼女に会ったら、本当のことを言うつもりです。

 

If の後も、whenの後も未来のことでも、willを入れないで、現在形を使っています。

 

ところが、ネイティブは、次のような場合には、時・条件を表す副詞節の中でも、will や be going toを使うことがあります。

 

・依頼で、「~をしてくれるなら」

 If you will help me, I’ll soon finish. 

  手伝ってくれるなら、直ぐに終わります。

 

・強い意志で、「~をどうしてもするならば」、「~するつもりならば」

 If you will eat so much, you cannot complain if you get fat.  

  どうしてもそんなに食べたいなら、太っても文句を言えないぞ。

 

 If you are not eating the cake, I’ll have it. 

  そのケーキ食べるつもりがないのなら、私が食べるよ。

 

If の中の副詞節の事柄が、主節の事象より後に起こる状況で、「(結果的に)~となるならば」

 If I will do so if it will make you happier (as a result). 

  そうすることが、あなたを喜ばせることになるなら、そうするよ。

 

このように、時と条件の副詞節では、未来のことでも現在形を使ってwillは入れないと機械的に反応してしまうと間違ってしまいますので、気を付けましょう。 willを入れても良いのです。

 

今回は、ちょっと難しかたかもしれませんね。では、また次回に。

カスケーディア大学で修了式が行なわれました。

Merry Christmas !

 

もう2017年も終わりに近づいてきました。本当に早いものです。

皆さんにとっと、どのような一年でしたか。実りの多い明るい一年だったでしょうか。

師走に入って、シアトルは、午後4時過ぎにはすっかりと暗くなり、雨風の多い毎日が続いています。

 

さて、先日、一足早く英語コミュニケーション科の学生が通うカスケーディアキャンパスでは、Trajal Hospitality Collegeの修了式が執り行われました。Eric Murry学長や英語講師のJessica Weimer先生から、トラジャル生の真面目な授業態度やクラスでの協力的な姿勢、そして何よりも出席率が非常に良いことについてお褒めの言葉を沢山頂きました。3年目が終わり、カスケーディア大学の英語授業プログラムにとって、トラジャル生の存在は、無くてはならないものになってきたようです。

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今回は、また英文法の話しをします。

皆さんは、「過去形」には、2種類あること知っていましたか?
実は、このことが非常に大切なことなのです。

動詞や助動詞の過去形を見た時に、すべて過去に起こったことと思ってしまうと誤解をしてしまうことがあるので、その2種類の過去形の違いを理解しなければなりません。

 

例えば、will の過去形のwould ですが、手元にある研究社のライトハウス英和辞典では、最初に、

「直説法の過去形」 としての説明があり、その後に、今度は、「仮定法の過去形」の説明があります。

つまり、過去形には、直説法のものと仮定法のもの2つの種類があるのです。

 

では、直説法とは何か?仮定法とは何か?を考えてみましょう。

 

直説法 ( Indicative Mood ) とは、事実をありのままに述べる方法です。この「法」を英語でmood と言いますが、法律の「法」より、「気持ち」の方が適切な訳だと私は思っています。この世界で起こった事実をそのまま表す気持ちです。では、仮定法 ( Subjunctive Mood ) とは、事実の反対のことを想像して、空想を述べることです。言語学者は、これを接続法とも言っています。よって、現実でないこと、本当ではないこと、実現しないような願望や妄想を頭の中に巡らせて、その想像を語る気持ちです。

 

例として、直説法の would を説明しましょう。

事実として「未来に必ず~する」を意味する助動詞が、will ですが、時制の一致によって、would になります。主節の動詞を過去形にした場合に、従属節の動詞や助動詞も過去形に変えます。

 

He says that he will come.         彼は来ると言っている。   

He said that he would come.    彼は来ると言った。 

これは、事実とし「来る」こと、あるいは、「来るつもり」のことですね。 彼は実際に来るわけです。

 

もう一つ、過去の習慣を表して「よく~をしたものだ」の時に、would を使います。
副詞のoften usually が一緒に付くことが多いです。
これは、過去において習慣的に行なった事実です。

We would often have coffee together after the lecture. 

その講義の後、二人でコーヒーをよく飲んだものだ。     コーヒーを良く飲んだ習慣は事実です。

 

これらの上の直説法による文は、全部事実を述べています。

 

今度は、仮定法のwould を説明しましょう。

If I were you, I would marry him. 

もし私があなただったら、彼と結婚するだろうね。  

彼と結婚することは、現実にはあり得ません。事実ではありませんね。

 

If I were much younger, I would go with you. 

もっと若かったら、あなたと一緒に行くのだがなー。

若くないので、一緒に行けないことを言ってます。 行くことは事実ではありません。

 

このif 節の中にあるwere も仮定法の過去形ですね。仮定法では、be動詞はすべてwere となります。

 

このように、2種類の過去形が存在して、現実に起きた過去形 と 空想の時の過去形 があるわけです。

 

では、一般動詞の過去形で、この2つの法を説明してみますね。

動詞のgo の過去形で、簡単な例文を作ってみましょう。

 

直説法のwent

He went to see her yesterday. 

彼は昨日彼女に会いに行った。  実際に彼は行ったのです。 行ったことは事実です。

 

仮定法のwent

If he went to see her now, she would be surprised.

もし彼が今彼女に会いに行けば、彼女は驚くだろうね。  

現在の仮定の時は、if の文の中の動詞は、現在形でなく、過去形に変えます。

「もし行ったとしたら」と言う仮定の話で、実際には、彼は会いには行かない訳です。

 

I wish you went there with me. 

あなたが私と一緒にそこに行けると良いですね。  

実際には行けないという意味です。 事実は行かないわけのです。 

行けることが現実に起きたら、良いですね。。。と言うニュアンスですね。

 

It is time you went to bed.    

もう寝る時間ですよ。 

実際には、まだ寝ていませんが、この構文でも、動詞は過去形に変えて表現します。

この went to bed は、現実には「寝た」ではありません。現実はまだ寝ていません。

 

他の助動詞の過去形も考察して見ましょう。

could も辞書を引いて見てみてください。 直説法の過去形と仮定法の過去形の説明がありますから。

 

直説法の過去形では、事実として「~が出来た」。

I could find the book in the school library yesterday. 

昨日私はその本を学校の図書館で見つけ出すことが出来た。

 

仮定法の過去形では、「~ができるのになー」。 現実は出来ないことになります。

If she spoke a foreign language, she could get a better position. 

もし彼女が外国語を話すなら、もっと良い職を見つけることができるのになー。

 

では、should の箇所も見てみましょう。

 

直説法の過去形では、未来や意志を表すshall が、時制の一致で、should に変るだけで、「~すべき」の意味は全くありません。

I thought we should soon find the ship.   私は我々が直ぐに船を見つけると思った。

 

仮定法の過去形では、「~すべきである」。  ~をした方が良いの意味です。 

We should love our neighbor.         我々は隣人を愛さなければならない。  

 

今回のお話は、ちょっと難しかったかもしれませんが、過去形には、現実に起きた過去形と現実には起きていない過去形の2つの種類があることを覚えておいてください。 では、また次回に。

ミスタイプから生まれた会社名のお話し

日本の皆さんは、深まった秋の紅葉を楽しんでいる時期でしょうか。
シアトルの紅葉のベストは、10月後半から11月半ばで、今の時期は、雨と強風で黄色くなった葉が地面に落ちてしまい、道路が紅葉しています。
シアトルは、いよいよどんよりと暗くて寒い季節に入って行きます。
森の多い米国北西部は、嵐が来ると、あちらこちらで木が倒れ、その影響で電線が切断され停電になることが起こります。
突然の停電は、コンピューターで仕事をしている時は、本当に困ります。今年は停電にならないことを祈りたいですね。

 

さて、シアトル校の最新トピックスは、数日前に開かれたTrajal Hospitality College のスピーチ・コンテストです。エドモンズ大学のシアターで開催されました。3キャンパスから選ばれた14名の学生が、「この留学で自分がどう変わったか」のテーマで、堂々と素晴らしいスピーチを披露してくれました。
この14名の代表者も予選で選ばれなかった学生も、スピーチの練習を通して、人前で英語をしゃべることに自信を持てるようになったと思います。その様子の写真を紹介します。

 

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今回は、ちょっと話題を変えて、皆さんがよく知っている会社の名前の由来についてお話をしましょう。

英単語の勉強にもなりますので、よく読んでみて下さい。

 

先ずは、皆さんも買い物をしたことがあると思いますが、世界で1700店舗を運営する有名企業の「ユニクロ (UNIQLO)」 の英文名のお話です。

 

「ユニクロ (UNIQLO)」の会社ホームページによると、1949年に山口県でユニクロの前身の会社が設立され、1984年に広島でユニセックスのカジュアル衣料品店 「ユニーク・クロージング・ウエアハウス (UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE) を設立したのが、「ユニクロ」の歴史の始まりです。業績が伸びてくると、1991年に、ブランド名は「ユニクロ」のままにして、社名を「ファーストリティリイング」に変更しました。

 

このブランドの英文名をそのまま直訳すると、「ユニークな衣料の店(倉庫)」となります。

 

ここで英単語の勉強ですがunique とは、どんな意味でしょうか?この意味は、唯一の、世の中で一つしかないと言う意味です。日本の資産家ランクでいつも上位に入る設立者の会長 柳井正さんが、「この店でしか手に入らない世界で唯一の安価で高品質の洋服を作って販売して行こう」とした意気込みを感じられるネイミングだと思います。

 

unique ユニ(uni-は、一つを表します。この「ユニーク」は、「面白い、変っている、珍しい」と言う意味で日本では使われていますが、本来は「世界で一つしかない」が原義です。「彼はユニークだね」と言ったら、本来は、「彼ほど面白い人はいない。あんなに面白いのは、世界中で彼だけだ」と言う意味です。 uni- が付く単語は、他にも沢山あります。皆、「一つ」に関係があります。

 

unit      ひとつのこと。 一個。 一団。 浴槽やトイレが一つになっているバスをユニットバスと言いますね。

uniform    統一された同じ形をいつも着るから、制服です。

universe    超巨大な宇宙は、一つしかありません。

university   いくつかの単科大学(college)を一つにまとめたのが、総合大学です。

        e a変えると、varsityと言う単語になりますが、これだけで大学と言う意味があります。

union     労働者の権利を守るために一つにまとまった団体が組合です。

unify           ~を統一する。 ~を一つにまとめる。

unisex     男女の区別をしなで、男女共通のことです。

unite     ~を一つにする。 ~を結びつける。 アメリカ合衆国 (United States of  America) は、50州を一つに束ねた国家

                 ですね。

unicycle    一輪車。 (cycle.が一つだけの乗り物のことです。

         monocycle とも言います。

 

ここで、ちょっと話は逸れますが、二輪車は、バイスクル (bicycle) です。このbi- は、「二つ」のことで、子供の時に自転車と習わずに、二輪車だと習っていれば、bi-の意味を子供の頃に覚えることができたはずですね。だから、二か国語バイリンガル (bilingual両性の、両性愛の バイセクシャル(bisexual隔週、週二回バイウイークリー (biweekly) と言います。意外な単語にも、このバイが隠れています。お菓子のクッキー(cookie) と同じ意味で、ビスケット (biscuit) がありますが、これは「焼く、料理する」の意味のcuit に、bis-が付いて、二度焼いた(表と裏の両面を焼いた)食べ物が原義です。

 

また、ユニクロの話に戻ります。ユニクロの呼称は、最初の店舗名の略称が元になっています。当初略称の英文綴りはそのまま「UNI-CLO」であったのですが、1988に香港に現地法人を設立した際、会社登記の書類に略称の「UNI-CLO」をタイプミスして、「UNI-QLO」としてしまい登録してしまったことがきっかけだそうです。英語に堪能な香港人スタッフが、「クロ」を、品質のクオリティー(quality)などの q で始まる単語の発音から勘違いをして、C を Q とミスタイプしたのかもしれまえせん。しかし、この方がむしろ見栄えが良いと考えて、訂正せずに英文の綴りを「UNI-QLO」としたままで使用していくことを決定したそうです。誤りをそのままにするとは、面白いエピソードです。

 

では、もう一つ、タイプミスから生まれた会社名を紹介します。今度は、日本ではなくアメリカの会社です。

今では世界中の人々に使われているGoogl (グーグル)は、googol (グーゴル) という言葉の間違った綴りに由来しています。1997年に開発者のラリー・ペイジが新しい検索エンジンの名前を、ドメイン名として登録した際、googol.comgoogle.comと間違えて登録してしまいました。

googolという言葉は、数学者 エドワード・カスナーの甥のルトン・シロッタによって作られたもので、1グーゴルは10100 1の後に0100個続く数、つまり10100乗)です。グーグルが、この大きな数字を意味する言葉を社名にしようとした意図は、世界中のWeb上にある膨大情報を組織化することを使命とする会社だと言うことを世界に知らしめようとしたからだと思います。

今回は、スペルミスから生まれた会社名のお話でした。 では、また!

10個以上は、more than 10 items で良いでしょうか?

もう直ぐ11月ですね。今年も後2ヶ月を残すだけとなりました。本当に時間がアッという間に過ぎて行く感じがします。秋も深まってきて、シアトルの木々は黄色に輝いています。快晴の日は、澄んだ青い空と黄色や赤に染まった葉っぱとのコントラストがとても綺麗で爽快ですが、雨降りと風の吹く日は、暗くどんよりとした空気に包まれ憂鬱な気分になってしまいます。残念ながら、これから雨の多い季節に突入です。

 

さて、毎年10月に、ショーライン大学とエドモンズ大学では、英語授業の一環でJapan Festival という日本文化を紹介するイベントを開催しています。日本の民謡や踊りを見せたり、墨と筆で習字を紹介したり、米の文化のひとつとしておにぎりを作って食べてもらい、具の鮭や梅やふりかけを英語で説明したりと、いろいろな日本特有の文化・習慣を学生自身が考えた方法で、見学に来たアメリカ人や他国留学生に積極的に英語で解説していました。良い勉強になったことと思います。いくつかのスナップ写真を紹介します。

 

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今日は、TOEICテストの読解文の中にあった数字の表現の「以上」や「以下」について、少しお話しましょう。

「10個以上の注文」は、an order for more than 10 items で良いでしょうか?

 

このmore thanでは、10より多いという意味で10を含みませんが、日本語の「以上」は、その数字を含み、なおかつそれより多いとなります。

 

「以上」を表す時は、more than を忘れて、その数字を言ってから、or over とか or more を加えれば良いのです。つまり an order for 10 items or overan order for 10 items or more となります。

反対に 「以下」もless than とせずに、その数字を言ってから、or under とか or less を付け加えれば良いです。つまり an order for 10 items or underan order for 10 items or less となります。

 

そうすると、more than 10 items は、「10個を超える」で、 less than 10 itemsは、「10個未満」となりますね。ここで、ちょっと頭の体操ですが、発想を転換しましょう。このmore than 10 items を否定してみましょう。つまり、not more than 10 itemsで、「10個を超えない」となるわけですが、この意味は「10個以下」と同じですね。同様に、less than 10 items を否定して、not less than 10 items は、「10個より少なくない」ですから、「10個以上」と同じ意味になる訳ですね。落ちついてじっくりと考えてみて下さい。納得できるハズです。では、理解しやすくするために、表にしてみましょう。

 

10個未満    less than 10 items

10個以下   10 items or under (less) = not more than 10 items

10個以上  10 items or over (more) = not less than 10 items

10個を超える   more than 10 items

 

not more than と同じ意味でno more than が有りますが、これにはもう一つ違う意味があって、「たった~だけ」と言う少ない気持ちを表すときに使います。一方、not less than と同じ意味で no less than も使われますが、これは、逆にそんないも多いのかと言う驚きの気持ちを表して、「~も」と言いたい時に使います。

 

さて、これらの表現方法を参考にすれば、年齢も次のように言うことができます。

 

「7歳以上の子供」は、children of 7 years or older または children not younger than 7 

「7歳以下の子供」は、children of 7 years or younger  または children not older than 7

「18歳未満の少年」は、boys younger than 18 または boys under 18 years old  

 

どうですか。理解できましたか。

 

「未満」、「以下」、「以上」などの表現を勉強している時に、いつも一緒に教室で教える表現があります。

それは、「何時いつまでに提出しなさい」の表現の「~までに」を英語でどう言うかです。

 

例えば、「11月30日までに申込書を提出すること」の「~までに」は、by を使って、You have to submit the application form to us by November 30. となることは皆さんも分かると思います。でも、ちょっと発想を変えれば、11月30日より前かその日でも良い訳ですから、before or on でも同じ意味になりますね。また、ビジネス英語では、もっと明確にして、「その日より遅れることなく」という意味で、no later than も良く使われる表現で、「~までに」と全く同じ意味となります。 

 

ついでにもう一つ、その日を含んでいることをはっきりさせるために、November 30 の後ろに、形容詞の inclusive を付けることがあります。これも大事な単語ですから、覚えておくと良いでしょう。

 

今回は、未満や以下の数字の表し方の勉強でした。では、また。

褒めたり激励する英語は何と言うでしょう?

10月に入り、シアトルはすっかりと秋になりました。朝、車の窓ガラスは寒さで曇っています。

9月後半に夏休みも終わり、秋学期が3キャンパスともスタートし、夏休みに旅行に出掛けた学生達は、その楽しかった旅行のエピソードを聞かせてくれました。今年は、フロリダに上陸した超大型ハリケーンの影響やメキシコ南部の地震発生で、その方面に出掛けた学生達は、フライトがキャンセルされたり、日程変更を余儀なくされたりと、旅行先でバタバタと慌てたようでしたが、皆無事にシアトルに戻ってきましたので、心配していたアドバイザー達も安堵しました。

 

9月は夏休み中であったので、学校行事はありませんでした。8月末に皆で出掛けた恒例のカナダ・ウイスラー研修旅行の楽しそうな写真を紹介します ウイスラーへ行く途中の山道にある大きな滝の前でのスナップとサイクリングやカヌーを楽しんでいる様子です。

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勉強の秋です。
涼しくなってきたので、英語の勉強にも身を入れて頑張りましょう。今回は、語源ではなく、褒めたり、激励する時の英語表現についてお話しましょう。

相手を褒める言葉を使うと、コミュニケーションを円滑に進めていくことができます。

「このセーターあなたにお似合いですね」と褒める言葉から、会話をスタートすれば、相手も笑顔になって、その後の会話も弾むことでしょう。

 

主語を「セーター」にする言い方と「あなた」を主語にする言い方の2つがあります。

This sweater suits you.

You look good in this sweater.

 

最初の英語のsuitは、他動詞でとても便利です。

「(衣服などが人や物に) 良く似合う」、 「(事が人に) 都合が良い、満足させる」と言う意味で、次のような使い方ができます。

 

それは時代の精神にはそぐわない。    It does not suit the spirit of the age.

何日がご都合良いですか。         What day will suit you?

この気候は私に合わない。                  The climate does not suit me.

一方、You look good. は、Youを主語にして、「あなたが素敵に見える」と言っているので、親近感がわく表現です。皆さんは、stunning と言う単語を知ってますか? good の代わりに、You look stunning in this sweater. と言うと、「とても素敵で似合っている」となります。 good より、もっと素敵と言う感じですね。

 

You look great today.             今日はかっこいいね。 

 

「素敵な」と言う意味の他の形容詞を列挙しますね。 「その恰好とても素敵ですね」と言う時に、是非使ってみて下さい。

fantastic  pretty、    beautiful  elegant、        awesome    cute

charming splendid dapper     sophisticated lovely、      gorgeous

今度は、上手くやった時や頑張った時に掛ける言葉を考えてみましょう。

 

You did a great job.  素晴らしい仕事をしたね。

大人の仕事に限らず、子どもが素晴らしい絵を描いたり、素晴らしい図工の作品を完成した時でも、a job と言っても構いません。

 

また、「あなたのことを凄いと思う」と感服する気持ちを表す言い方は、次のようになります。

I am proud of you.              君を誇りに思うよ。

I really admire you.                君は素晴らしいね。君のこと称賛するよ。感心するよ。

 

「良かったね、おめでとう」の短い言葉は、次のように言います。
Congratulations.                おめでとう!    必ず複数形で言いましょう。

                            カジュアルな表現で短くして、Congrats! とも言います。

Way to go.                                                     良くやったね。

Good for you.                 良かったね。

を励ます時に、日本では「頑張れ!」と言いますが、米国では、頑張れより、「君なら大丈夫、上手くいくよ」と安心させるように励まします。

Good luck. You can do it.              幸運を祈るよ。君ならできるよ!

Don’t worry. Everything will be all right.   大丈夫。すべて上手く行くから。   

 

どうしても、「頑張れ」と言いたかったら、次のような言い方があります。 これも便利な表現ですから、使ってみてください。

Hang in there!   頑張れ!  この場合の hangは、踏みとどまる、我慢すると言う意味ですね。

今回は、ちょっとした褒める言葉と激励の言葉のお話でした。 では、また、次回に。

respectful と respectableはどう違う?

シアトルでは、7月から晴天が何日も続いています。しかし、8月の終わり頃から、朝は、肌寒くなってしまいますので、シアトルの夏は非常に短いと言えます。週末、近くのビーチや湖や公園は、多くの家族で賑わっています。地面や芝生の上にシートを敷いて、太陽の光線を大いに浴びながら、ピクニックを楽しんでいます。雨が降り続く秋に入ってしまう前に、少しでも日光を吸収しようと競っている感じです。

 

さて、7月に行なわれたイベント二つを紹介します。一つは、シアトルの港に停泊したRuby Princess Cruiseの見学会で、もう一つは、ANAシアトル支店の協力により実施されたANA航空教室の講演会の写真です。両方とも、学生達は真剣に説明を聞いていました。大変良い勉強になったと思います。

 

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今回は、動詞のrespect 「~を尊敬する」から出来ている形容詞の respectful respectable の違いについてお話しましょう。

 

この二つの形容詞は、使い方を間違えると、誤解される英語になってしまうので、注意して下さい。

 

respectful  (人に対して) 敬意を表す。 礼儀正しい。

respectable (世間的に)ちゃんとしていて、立派である。  (服装が)きちんとしていて、見苦しくない。

 

動詞のスペルの最後に、-ful とか –able が付いて出来た形容詞の場合、その –ful -able に、特別な意味があります。

 

respectful -ful は、「~する」と言う能動的な意味があります。つまり、respectをする」と、そのまま訳せば良いので、尊敬する敬意を表すと言う意味となります。一方、respectable -able の場合は、可能の「~できる」と理解している人も多いと思いますが、もう一つ重要な意味が有ります。それは、「~する」の能動的な意味の逆で、「~される」と言う受動的な意味です。respectable の原義は、respect される」と言うことです。つまり、「尊敬されるくらいに、きちんとしている、立派である」と言う意味になります。

 

彼に対して失礼なことをしないように の英語は、Be respectful to him! となります。つまり、礼儀正しくしなさいです。この時に、respectable は使えません。動詞のスペルの後に、-ful -able を付けて形容詞になった単語には、このように、能動態の「~する」と受動態の「~される」の意味があることを覚えておきましょう。

 

「後悔する」regret も 「忘れる」forget も -ful - able の二つの形容詞を持っています。

上に書いた「能動態」の「~する」と「受動態」の「~される」の意味を分かっていれば、使い方で間違えることはないと思います。

 

regretful は、「悔やむ気持ちを持っていて、残念に思う」です。 ですから、人間が必ず主語になりますね。一方、 regrettable は、「残念に思われることで、気の毒な、痛ましい」の意味となります。

 

He is regretful for his own behavior at the party.   彼はパーティーでの自分の行動を悔やんでいる。

It is regrettable that the bill was not passed.      その法案が通過しなかったのは残念です。

 

forgetful は、「すぐ忘れることで、忘れやすい、忘れっぽい」ですね。これも、人間が主語になりますね。

一方、 forgettableは、「すぐに忘れられやすいで、印象に残らない」と言う意味となります。ですから、事柄が主語になります。

 

I have been forgetful lately.        最近私は忘れっぽい。

This matter will be forgettable.        この事は、直ぐに忘れられる。

 

反対語のunforgettable は、「印象に残ることですから、忘れることができない」となります。

皆さんも、学生生活の中で、a lot of unforgettable memories を持っていることでしょう。

 

最後に、respect のもう一つの形容詞で、respective がありますが、これは、意外にも尊敬の意味がまったくなく、「それぞれの、各自の」と言う意味です。

 

また、次回に、面白い英単語のトリビアを届けましょう。

レイニア山ハイキングに行ってきました

7月も早いもので月末となりました。アメリカの独立記念日を過ぎてからは、毎年のことですが、アメリカ北西部は雨の全く降らない快晴の天気が続きます。ハイキングやキャンプには最適な時期の到来です。夏でも朝は肌寒い感じがしますから、最高の季節です。

 

多くの学生は、独立記念日を祝う花火を見に、ホストファミリーや友達と花火が上がる場所の湖畔に出掛けて行きました。今年、アメリカ合衆国は、誕生してから何歳か分かりますか。241才です。一方、日本国は、2677才ですね。日本国は、同じ民族が存続し、国名が変わらない点では、世界で一番古い国家ですね。

 

さて、晴天の続く中、先週の金曜日に、エドモンズ大学とカスケーディア大学の学生達は、恒例のレイニア山へのハイキングに出掛けました。ショアライン大学は、今週に予定しています。1、2週間前まで山には残雪があり、ハイキングコースが使えるかどうか心配でしたが、この数日の温度上昇で、大分解けていました。まだ山頂は雪に覆われていますが、その雪の白さと真っ青な空とのコントラストが鮮やかで、学生達は新鮮な空気と大自然の絶景を大いに楽しんで来ました。その写真をいくつか紹介します。

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先月のブログの最後に、簡単な前置詞に、意外な意味があることを紹介しましたが、その続きをちょっと紹介しましょう。 with on などの簡単な単語でも、状況によっては、どう訳して良いか分からない場合があります。

 

では、at random に、意外な意味を持つ前置詞を、英和辞典の中から例文を拾ってみましょう。

動詞+前置詞のイディオムで、意味を成すものもあります。イディオムとして覚えておきましょう。中には、前置詞ではなく、形容詞として補語になっているものあります。

 

I’m not really with you. Please repeat what you just said.   理解する

あなたのことが良く分かりません。 もう一度言って下さい。

 

He is on the ball.                            有能である

彼は、抜け目なく有能です。

 

He is on the committee.                        ~の一員

彼は委員会の一員です。

 

This coffee is on me.                          ~のおごり

このコーヒーは私がおごります。

 

We won’t have to go through that again.             経験する

私達はあのことをもう一度経験したくはありません。

 

I came across my graduation album just now.          偶然見つける、出会う

丁度今、卒業アルバムを偶然見つけました。

 

How did you come by these boxes?                手に入れる

どうやってこれらの箱を手に入れたのですか。

 

Do you take after your Mom or your Dad?            似ている

あなたはお母さん似ですか、お父さん似ですか。

 

How are you getting along at your new school?        上手くやる、前に進む

新しい学校で、調子はどうですか。

 

He could not get his joke across to his students.      ~を理解させる、伝える

彼は学生に冗談を理解させることが出来なかった。

 

Many people get taken in by internet scams.          騙す

多くの人がインターネット詐欺に騙されている。

 

Are you for or against the plan?                 賛成・反対

その計画に賛成ですか反対ですか。

 

My Dad is pretty fit for his age.                  ~の割に (~の範囲で) 

父は歳の割にはとても元気です。

 

The team is up for the game.                   意気盛んな

チームは試合に向かって気合が入っています。

 

Five days down, two days to go.                 終わる

5日が終わって、後2日です。

 

He was off in his calculations.                  間違っている

彼は計算を間違っていた。

 

She seemed to be feeling off when I saw her last.      元気がない

この前彼女に会った時、彼女は元気がなかった。

 

今回は、短い簡単な前置詞でも、意外な意味があることのお話でした。

では、また次回に面白そうな話題を提供しましょう。 

Do you want to ~?は、「~したいですか」の意味だけではありません

6月後半になって、ようやくシアトルに毎日青空が広がる良い季節がやって来ました。

4月、5月と雨の多い日が続いていたので、眩しい太陽の下、気持ちの良い朝を迎えらるようになりました。

これからのシアトルの夏は、一年で最高の季節となります。

 

6月半ばの金曜日に、シアトルにあるマクドナルド小学校で小さな運動会が行なわれ、ボランティアとしてカスケーディアの学生7名が参加して玉入れや二人三脚の競技のお手伝いをしました。

その様子を紹介します。

 

玉入れでは、子供たち全員に玉が行き渡るようにしたり、玉を投げ入れる籠を持ったりしてあげました。

二人三脚では、英語でルールを説明し、子供たちが安全に楽しめるようデモンストレーションも行ないました。子供たちの楽しむ姿を見て、学生たちも笑顔でサポートし、積極的にコミュニケーションを取っていました。小学校の先生からも、うちの学生たちの活躍に感謝の言葉を頂きました。

 

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今回は、簡単な英語でも、意外な意味があることをお話しましょう。 Do you want to ? の英語です。 

 

中学で習う簡単な表現です。皆さんは、このフレーズを「あなたは~したいですか?」と訳すはずです。

しかしながら、米国でのカジュアルな会話場面では、その訳では、間違ってしまう状況があるのです。

 

旅行について話しをしている時に、Do you want to go to Europe? と言えば、「あなたはヨーロッパに行きたいですか」で、全く良いのですが、忙しく何かの作業をしている場面で、Do you want to give me a hand? と言えば、「ちょっと手伝ってくれませんか」とお願いをしていることになります。Do you want to come in? も、「どうぞ中に入りませんか」と人に勧める表現となりますので、「~したいですか」と、その人の希望を聞いている訳ではなく、「中に入ってはどうですか」と勧めていることなのです。

 

Do you want to sit here? これも、「どうぞここに座って下さい」と言う意味で、座ることを勧める言い方です。これを「~したいですか」と質問されたと思って、「したくない」と思った時に、相手に変な返事をしてしまうことになります。

 

その場の状況から、その英語の意味を判断するしかないのですが、何かを勧められている状況、あるいは、お願いされている状況と感じたら、適切な返事をしないと、失礼な受け答えになってしまいます。

 

Do you want to eat something?    「何か召し上がりませんか」

Do you want to get the phone?    「ちょっと電話に出てくれませんか」

 

と言う意味になる訳ですね。

 

ジーニアス英和辞典(第4版)には、その辺の解説が、詳しく書かれています。手元の色々な出版社の辞書を調べてみましたが、ジーニアス英和辞典以外の辞書には、「~したいですか」の普通の訳しか解説されていませんでした。「~したいか」、「~したくないか」で考えてしまうと、コミュニケーションが上手く取れなくなってしまいます。 

 

こんな簡単な英語のDo you want to ? に、何かを勧める時の「~しませんか」あるいは、何かをお願いする時の「~してくれますか」の意味があることを知らない人は多いと思います。

 

もう一つ、簡単な前置詞の意外な意味についてもお話しましょう。 「~の中に」のintoです。

 

She is very much into jazz.   「~に夢中になっている、没頭している」と言う意味で、「彼女はジャズに

                     夢中になっている」です。

 

Three into fifteen goes five.   「~を割る」と意味で、割り算のことです。 「15割る3は5です」
                                          
別の言いは、Fifteen divided by three equals five. です。

 

I am into him for $10,000.   米国の俗語ですが、「~に借金をしている」です。

                   「私は彼に1万ドルを借りています」と言う意味です。 

 

このように全く別な意味があるとは、驚きですね。

 

次回には、withon などの前置詞の意外な使い方についてもお話しましょう。

では、また。

教育のeducation は、能力を引き出すことです

5月後半に入って、シアトルに気持ちの良い季節がやって来ました。やっと青空と太陽を見られるようになりました。今年の春は、本当に雨と曇りの日が多くて参りましたが、今週から晴れる日が多くなってきて、いよいよ初夏を迎えつつあります。

さて、カスケディア大学の学生は、もう2ヶ月半が、エドモンズ大学とショーライン大学の学生は、1ヶ月半が過ぎ、到着当時に戸惑いからも解放され、バスのルートを駆使して行動範囲を徐々に広げています。週末には課外活動に参加したり、小旅行に出掛けたりと、大いにアメリカ文化に直接触れて、見聞を広めてもらいたいと思います。

5月12日(金)にエドモンズ大学とショーライン大学では、市内観光へ出掛けました。毎年4月のオリエンテーション最終日に市内観光を実施していましたが、今年は特に雨が多い予想だったので、4月を避けて、5月に延期して、実施しました。その時の様子をちょっと紹介します。

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今回は、また語源の話をしましょう。教育や学校や関係する英単語の原義を知ると、日本語の意味との違いに驚かされます。

まず、英語のeducation から見てみましょう。動詞は、educate で、ラテン語からの単語です。ラテン語では、「その人の持っている能力を引き出す」と言う意味で、良い能力を引き出すことが、educationです。日本語では、「教える」と「育てる」で、「教育」となりますが、「教」の偏(へん)には、老人と子供が一緒にいることを表していて、旁(つくり)には、むちなどの道具を手に持った姿を表していると漢和辞典に書いてあります。何か年老いた大人が子供に対して、むちを打って教え込んでいるイメージですね。そして、「育」の冠(かんむり)は、母親から子が逆さに生まれてくる様を表して、脚(あし)の部分の月は、肉のことで、肉を食べさせて育てることだと説明されています。日本語の「教育」は、子供に無理やり知識を詰め込むようなニュアンスが、漢字の成り立ちから出ています。そう考えると、英語で言う「教育(education)」の方が、子供のやる気をドンドン引き出せそうです。欧米文化では、子供の良い点を引き出して伸ばすことが真の教育と考えていたことが分かります。単語の成り立ちから、文化の違いを知るきっかけとなる良い例です。

英語のeducation に戻って、その原義を補足すると、この単語の中にある「duc」には、「導き出す」の意味があります。例えば、produceは、前に導き出すから、「作り出す、生産する」、introduceは、中に導入するから、「(新しい事など)を取り入れる」とか、仲間に入れるので、「(仲間に)紹介する」、reduce は、元へ引き戻すから、「~を少なくする」と言う意味になります。原義を知れば、それだけ記憶し易くなりますから、単語力をドンドンと伸ばして行きましょう。

次に、schoolの原義を考えてみましょう。いつものプログレッシブ英和中辞典(小学館)には、元はギリシャ語で、余暇を費やす場所と説明されています。楽しく余暇を過ごす場所が学校なのです。一方、日本語の「学校」は、「学」は、建物の中にいる子供たちを表し、「校」は、木で出来た建物の中で交わる姿ですから、正に校舎の中で子供達と先生が交わることを言っています。日本語には、英語で言うところの余暇を楽しむ意味などは全く入っていません。school は、余暇を楽しむことですから、面白い場所でないといけません。原義が、こんなに違うとは大きな驚きです。

今度は、「単科大学」や「専門学校」のcollegeを見てみましょう。 「同僚」のcolleague と同義で、同僚や仲間の集まりの意味でした。昔は、勉強するために集まった仲間が、大学の意味だった訳です。この単科大学が集まって、一つの「総合大学」となったのが、universityです。一つの意味のuni versity を足して、university となるのですが、スペルが少し変り、「大学代表チーム」のことを、varsity と言います。形容詞では、「大学の代表の」と言う意味になります。英国では、昔、このvarsity だけで、「大学」と言っていました。The Varsity と言うと、名門大学のOxford Cambridge大学を指すそうです。

最後に、スペルをミスしがちなcurriculum を見てみましょう。カタカナで「カリキュラム」と書いたりしますが、「履修課程」のことです。元々は、レース用のコースを言っていましたが、教育課程や履修内容のことを言うようになりました。ラテン語で、currere は、「走る、流れる」と言う意味です。course も、走る道のことで、「コース」、current も、今世の中に流れていることから、「最近の、現在の」と言う意味で使われています。

今回は、教育に関する英単語を考察してみました。では、また、次回のトレビアを楽しみにしていて下さい。

イチローの活躍を見てきました!

4月1日(日)にエドモンズ大学とショアライン大学の学生117名がシアトルに到着してから、アッと言う間に、3週間が過ぎました。到着後、ホストとのコミュニケーションや米国での新生活に戸惑っていた学生達も、段々と慣れてきて、毎日元気に通学しています。しかしながら、4月に入ってからも、雨の日が続き、学生達は、毎日傘を携帯しなければならない生活にうんざりしたことだと思います。

そんな中、オリエンテーションも終わって英語授業(ESL) がスタートし、そのESL授業の一環で、英語講師と共に、4月19日(水)にSafeco球場でのシアトル・マリナーズ野球観戦に出掛けました。何と、この日は、イチローのいるマイアミ・マ-リンズとの対戦でした。リーグの違うマーリンズとの対戦は、あまりシアトルでは行なわれず、しかもイチローが出場する試合をちょうど観戦できる確率は非常に小さいです。実際に、シアトルでのプレーは3年ぶりだったそうです。古巣のマリナーズとの対戦で、観客全員がイチローに敬意を表して、スタンディング・オベーションで彼を迎えました。こんな試合に出会えるなんて、幸運な学生達ですね。

しかも、この試合で、9回にイチローは今季の初本塁打を放ちました。イチロー選手も、そろそろ現役を引退するはずですので、活躍するその姿を生で見ることの出来るチャンスは、そうないと思います。ホームランを打って、悠然とホームベースへ向かって走るイチローの姿を見ることが出来たとは、本当にラッキーです。留学生活の中の良い思い出の一つになったのは、間違いないでしょう。

それに、おまけが付いていて、先着2万人の観客に、マリナーズのユニホームとマーリンズのユニフォームを着た2体のイチロー人形が無料で配られました。学生達は、全員貰いましたので、日本のご家族に、自慢げに報告したことだと思います。写真は、オリエンテーション中のエドモンズ学生の様子とマリナーズ野球観戦の様子です。

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さて、今回は、イチローの話題も出たので、野球に関する英語について、少しお話しましょう。
先ず、翌日のThe Japan Timesの記事を紹介します。

Ichiro slugs first homer in defeat SEATTLE – Miami’s Ichiro Suzuki on Wednesday homered for the first time this season and did so at Safeco Field, his former home ballpark, although the Marlins squandered an early lead in a 10-5 defeat to the Seattle Mariners.

 

In the finale of a three-game series and in his last at-bat, Ichiro drove Evan Marshall’s first pitch into the right field stands, much to the delight of the crowd in Seattle where he spent 11½ seasons.

イチローが今季初ホームランを放つも、敗れる。

「マイアミ・マーリンズは、最初のリードを守りきれずに、シアトル・マリナーズに10-5で負けたが、イチローは、古巣のセイフコ球場で、今シーズンの初ホームランを放った。
イチローは、3連戦の最終戦の最後の打席で、エバン・マーシャルの初球をライトスタンドへ運び、11年半に亘りシーズンを過ごしたシアトルで観客を大いに喜ばせた。」

見出しにあるslug は、「強打する」ことを言います。日本語では、「打った」と過去形で報道されますが、この英字新聞では、正に打ったところだと言うニュアンスを伝えれるために、三人称単数のsを付けて、現在時制で表現されています。英字新聞では、過去のことでも現在時制で表すことが良くありますので、覚えておきましょう。ホームランは、home run またはhomer と言いますが、この記事では、「ホームランを打つ」の動詞として使われています。squander は、「無駄にする」ですが、この場合は、「初めのリード」を無駄にしてしまった。つまり、リードを保てなかったということです。そして、「打席」のことを、バットを持って立つので、at-bat と言います。

この記事の解説は、これで止めて、皆さんに質問です。

「3回の表に」を英語にするときに、「回」は、イニング (inning) と言いますが、では、「表」を何て言うか知ってますか?
「表」は top と言います。そして、「裏」は bottom と言います。「3回の表に」は、in the top of the third
inning と言います。

では、皆さんが良く使っている野球用語の中で和製英語の代表格を紹介します。これらの英語は、ネイティブには理解できません。英語ではないので。

フォアボール (四球)  four ball

4つのボールですからか、文法的には複数形にして、フォアボールス four balls です。また、歩かせて出塁するので、walk とも言います。実は、正式用語は、4つのボールが出てしまって一塁ベースに行けるので、base on balls と言います。記録係は、四球のことをBBと記録します。この他には、free pass とか free ticket と表現することもあります。

デットボール (死球) dead ball

投手の投げたボールが打者に当るのですから、hit by pitch ですね。 デットボールでは、「死んだボール」となってしまいます。

フルベース (満塁)  full base

これは、全く理解不能です。全ての塁の上に選手が乗っているので、bases-loaded と言います。
load は、「載せる」と言う意味です。

バックネット  back net
捕手のちょうど後ろのバックネット席で野球を観戦したなど言いますが、正しい英語ではありません、間違いではないように思えますが、正しくは、backstop と言います。

ゴロ   goro
空中へ上がらずに、地面を這うボールのことですが、英語は、grounder です。 日本では、グラウンダーが、グラからゴロへとのなまってしまって、使われるようになったそうです。

実は、まだまだおかしな和製英語がありますが、この辺で止めます。
今回は、イチローの話題から野球英語のお話でした。では、また来月に!