プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
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2013年11月 5日 (火)

人間の human は、もともとどんな意味?

11月になり、シアトルは、すっかりと寒い秋になりました。
大学の回りの木々も、紅葉が鮮やかになり、綺麗です。
10月も、シアトル校ではいろいろなイベントがありました。その中から、いくつか紹介しましょう。

エドモンズ校もショーライン校も、英語授業の一環で、毎年10月に日本文化祭を開いて、日本の文化や習慣を紹介しています。
写真は、浴衣をアメリカ人に着せているところです。
次の写真は、ホノルルマラソンに備えて、紅葉の中でランニング練習をしている学生の様子とハロウイーン仮装大会の様子です。
皆、ワイワイと楽しそうにしていました。

Edcc_japan_festival_2013 Scc_japan_festival_2013 2013 Edcc_halloween_2013 Scc_halloween_2013

今回は、文法ではなく、「人間」の英語の human とman の語源のお話です。 
humanは、ラテン語のhumanus 「人類に属する者、つまり、人間」から出来た言葉です。
このhu は、地上、地面を現す言葉ですから、human の意味は、「地上の人間」という意味でした。
動物学上のヒトを homo (あるいは homo sapiens )と言いますが、これも地上の者と言う意味です。
一方、manには、印欧語源の「考える」とか「知力」の意味がありました。心のmind、 精神のmental も、お同じ語源です。
よって、man の意味は、「知能を持った者」という意味でした。
根本的に、この知能・知力の点で、人間は、動物のanimal とは、違うことになります。

これから分かることは、地上に居る知能を持った者が、human で、キリスト教で言う神(God)と人との対比で使われた言葉と言えるでしょう。
聖書の創世記では、神が天地創造の中で、6日目に土から人間を創ったとありますが、そのことも関係があるかもしれませんね。
地上ではなく、宇宙のどこかに居る知能を持った者は、man で良いので、どこかの星から来た Ultraman (ウルトラマンですが、英語では、アルトラマンと発音しますよ)やSupermanも、超人的な能力を持った者と言う意味で、-man で言って良い訳ですね。

さて、ここで、human の hu が、土に関係していることが分かったら、huが頭に付いている次の単語も一緒に記憶しておいて下さい。
humidity:
「湿気」と言う意味ですが、これは、もともと深い森の中で、ひんやりとした空気に包まれ、土に触った時の感触を表した言葉です。 森の中の土は、いつも湿っていますから。
humiliate:
  少し難しい動詞ですが、「~に屈辱を与えれる、 ~に恥をかかせる」 という意味です。これも土に関係します。日本語の「人の顔に泥を塗る」がピッタリです。今、日本で社会問題になっている「土下座させる」という言い方がありますが、顔を地面に付けるほど、頭を下げさせて辱める様子と同じですね。

いつものように、最後に、今月の語源の話しをしましょう。
11月は、ラテン語のnovem (= nine) から出来ました。元は、9月を意味していましたが、2ヶ月ずれて11月になった訳です。
novとかno.. は、9に関係があります。今、手元に、プログレッシブ英和辞典(小学館)がありますが、正午の「noon」のところを見ると、ラテン語では、9番目の時間という意味であったそうです。
それは、古代ローマでは、午後3時を表していて、教会の礼拝は、いつもこの午後3時に行われていたそうです。
それが、正午に行うように変更されてから、礼拝を行う正午を、noon と言うようになったとのことです。面白いですね。

では、また、次回にトリビアな話題を提供しましょう。