プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
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2017年1月19日 (木)

新大統領トランプ氏と毒舌

新年に入ったらと思ったら、もう1月も半ばですね。2017年が素晴らしい良い一年であることを願いながら、今年最初のブログを送ります。

 

シアトルも寒くなりました。朝は零下になり、車のフロントガラスも凍っています。まず、エンジンをかけるとともに、氷を解かすスプレーを噴射してから、運転を始めないと危険です。でも、今週の天気は、晴れと曇りが交互に来る感じの予想となっています。日中の温度は、少し上がって4~6度位にはなりますが。

 

1月の英語授業では、エドモンズ大学もショーライン大学も、TOEIC対策の模擬試験を繰り返しやっています。いよいよラストスパートです。それぞれが、自己ベストのスコアを出して、シアトル留学を終えてもらいたいと思います。

 

最初の写真は、昨年12月の恒例となったホノルル・マラソンに参加した学生達の完走後の集合写真です。辛い長い道のりを走り切った後の笑顔が素晴らしいですね。良い思い出になったことでしょう。もう2枚は、大晦日の夜、新年へのカウントダウンと共に、スペースニードルで打ち上がった花火と学生の様子です。

 

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もう一つ、昨年11月にシアトル校で開催した3キャンパスのスピーチ・コンテストの様子のビデオが、エドモンズ大学のメディア部の協力により完成しましたので、そのリンクを付けます。ご覧下さい。

 

https://www.youtube.com/watch?v=rGfp-cRW824&feature=youtu.be

 

さて、今回のトピックスは、また次期大統領のトランプ氏についてです。彼の初めての記者会見の様子を見て、私が感じたことをお話します。

 

大統領選が終わって、初めての記者会見が、先週、開かれました。メディアは彼が何を発言するか注目していましたが、具体的な政策についての詳しい言及がなく、期待していたものとは程遠い会見となりました。むしろ、歴代の大統領とは全く違うスタイルで質疑応答する姿は、大統領としての品格に欠けるもので、残念な会見だったと思います。特に、彼から「嘘のニュース:fake newsにせもの:phony stuffを流すメディアと罵られたCNNの記者は、全く無視されていました。この会見は、新大統領が大手メディアとの対決を宣言するために開かれたようなものでした。

 

1月12日付の英字新聞The Japan Times に、その時の記者会見でのロシアとの関係や情報漏洩についてのやりとりが載っていましたので、英語の勉強も兼ねて、紹介します。難しい単語もありますが、辞書を引いて読んでみて下さい。

 

記事の最後の文に出でくる dossier はフランス語から出来た単語で、「関係書類」とか「関係ファイル」salacious claims は、「淫らな、わいせつな主張」と言う意味です。そして、「でたらめな」、「偽りの」と言う意味の形容詞で、fakephony が使われています。stuff は、普通「物」と言う意味ですが、これだけで、「がらくた」、「価値の無い物」と言う意味にもなります。

 

最後の一文を、意訳すると、「トランプ氏は自分のことを卑猥だとする一連の書類は、でっち上げで嘘ばっかりだと決めつけた。」という感じでしょうか。

 

Trump blames U.S. intelligence for ‘phony’ Russia dossier

NEW YORK – President-elect Donald Trump on Wednesday angrily denounced the publishing of claims he had been caught in a compromising position in Russia and attacked U.S. intelligence agencies over the leak of the information.

“I think it was disgraceful, disgraceful that the intelligence agencies allowed any information that turned out to be so false and fake out there,” Trump told a news conference. He called the dossier that makes salacious claims about him “fake news” and “phony stuff.”

結局、新大統領は、今までの大統領が決して口にしないようなスラングを使う「毒舌家」ということになりますね。この20日(金)の大統領就任演説での言葉に、世界は注目しています。

 

さて、「毒舌」は、英語でそのままan evil tongue とかa venomous tongue あるいはa wicked tongueと言います。「辛辣な」という意味でのsharp を使って、a sharp tongue と言っても良いかもしれません。

「彼は毒舌家である。」は、He has an evil tongue. となります。

 

ところで、毒舌の「舌」tongue を使った面白いイディオムがいくつかありますので、紹介しましょう。

 

「舌」から転じて、「ことば」「話しかた」「ことばづかい」の意味で使われることが、とても多いです。覚えておくと役に立つと思いますよ。

 

「母国語」    mother tongue 

「早口ことば」  tongue twister

「失言」     slip of the tongue   正に、「舌を滑らすこと」ですね。 

 

「そんな口のきき方をするな(ことばに気を付けろ)」  watch your tongue

「口をつぐんでいる(沈黙する)」   hold one’s tongue

「お世辞が上手である」   have a flattering tongue

「言葉づかいが優しい」   have a gentle tongue

「弁舌さわやかである」    have a fluent tongue

 

「口まで出かかって、でも出で来ない」    at (on) the top of one’s tongue

His name is at the top of my tongue.   彼の名前は、ここまでで出かかっているけど思い出せない。

ほら、あれ、あれ、ここまで出かかっているのに。。。。。 と言うと時に、使ってみてください。

 

「ふざけて(皮肉で)」    with tongue in one’s cheek

He spoke with tongue in his cheek.     彼はふざけて言った。

 

形容詞では、つぎのようなものがあります。

「二枚舌の(偽善的な)」  double-tongued

「ことばが辛辣な」      sharp-tongued

 

今回は、毒舌家のトランプ新大統領と「舌」に関係するイディオムのお話でした。 では、また!