プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
2017年5月
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2017年2月13日 (月)

エドモンズ大学とショーライン大学の修了式

もう2月に入ってしまいました。時間が経つのは、本当に早いです。皆さん元気でやっていますか。

朝は寒いですが、昼間の空気は、少し春に近づいていることを感じさせます。晴れ間も多くなってきました。

 

さて、シアトル校では、1月30日(月)には、エドモンズ校で、1月31日(火)には、ショアライン校で、大勢の大学関係やホストファミリーが出席し、盛大に2016年度修了式が行われました。学生によるスピーチも、綺麗な発音で、赤裸々に自分の人生やこの留学がどう自分を変えたかを語り、大いに聴衆の涙を誘う感動的な式となりました。また、式の最後に、学生達や英語講師の笑顔溢れる写真やビデオが上映され、大きな笑い声が絶えませんでした。ショアライン大学では、東京校の男子学生1名のご両親が、アメリカの修了式を見ようと、わざわざ東京より飛んで来て頂きました。式の前に、ご両親と挨拶を交わしましたが、精神的に大きく成長した息子さんの姿を見て、大変喜んでおられました。修了式の様子を、いくつか紹介します。

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留学の成果を見る最後のTOEICテストでは、この留学制度が始まって以来の最高得点の960点を取った女子学生1名がいます。そして、留学前の得点が210点であった男子学生1名が、帰国時に820点を取り、何と過去最高の伸び点である610点を出しました。なかなか600点以上伸ばすことは出来ません。このシアトル留学で、きちんと勉強をしていけば、TOEICテストの高得点の獲得も可能なことを証明してくれて、我々スタッフも大変喜んでいます。2017年度も、更なる英語力の向上を目指して、指導していくつもりです。

 

さて、今回は、また、少し語源のお話しをしましょう。

 

iPhoneの画面にあるRemindersの機能を見た時に、ちょっと気付いたことがあったので、調べてみました。

 

英語には、re- と言う 「元へ、後ろへ、反復、再び、」の意味の接頭辞が付く単語が沢山あります。

「返す」のreturn、「繰り返し言う」のrepeat、「再生する」の replay などは、皆さんも良く知っている基本単語だと思います。

 

このReminders remind は、 re + mind  で、「もう一度、気付かせる」から、「思い出させる」となっている訳です。そこで、ふと、「思い出す、覚えている」のremember も、re + member で、同じように memberに、「覚えている」の意味があるのかと思って、iPhoneの中にダウンロードしてある「ジーニアス英和辞典(第4版)」で調べてみましたら、語源的には、「気付かせる、思い起こす」の意味があることが分かりました。

 

member で考えると、ピンときませんが、 関連単語のmemomemorymemorize を思い出せば、理解できますね。皆、「メモ」、「記憶」、「暗記する」で、mem- は、「覚える」ことに関係しています。member を「会員」の意味だけと思っていると、気付かない例です。でも、現代では、「思い出す」の意味の動詞として、memberが使われることはありませんから、気を付けて下さい。簡単な英単語も、その成り立ちを調べてみると、大変面白いことが分かります。「思い出す」で、re- の付く単語は三つあります。

remember は、「普通に過去のことを思い出す」ことを言います。recall は、「改まって、意識的に過去を思い出す」ことです。最後に、recollectは、「記憶をゆっくりと呼び戻して、思い出す」の意味ですね。

 

remember の反対語のforgetも、for + get で出来ていますが、「得る」のgetの前に、forが付いているのですから、for に特別な意味があるはずです。調べてみると、「断念する」「できない」と意味の接頭辞だと説明されています。つまり、「(心の中に)入手できない」から、「忘れる」の意味になる訳です。接頭辞の意味を知るだけで、英語学習がドンドン楽しくなると思いますよ。

 

では、話しを、re- に戻します。 

何かをほめる時に使う形容詞で、「優れている」、「著しい」、「目立っている」の remarkable がありますが、これを分解すると、re + mark + able となります。つまり、中期のフランス語では、「改めて印をつける」ことを意味していました。ここに、学生リストがあって、その学生の中から特に成績の高い学生だけを選んで、リストの左端に✔の印を付けるとします。その行為が、本来の remark のことですね。目立っている学生の印です。しかし、remarkは、現在では、「(簡単な)批評、意見、感想」の意味で使われていますから、注意しましょう。

 

もう一つ、例を出しましょう。 「拒絶する」のreject です。re + ject 「元へ、投げ返す」が本来の意味です。ジェット機のjet が、変化してject となりました。jet は、ラテン語で「投げる、噴き出す」の意味です。そこから、噴射推進式飛行機をジェット機と呼ぶようになりました。reject が出てきたら、接頭辞だけを変えると、project と言う単語が思い付くでしょう。「前に」の意味のpro が、付いているので、「前に(写真や画像を)投げ出す」ことで、「映写する」と言う意味です。その機器を、プロジェクターと言いますよね。名詞でプロジェクトは、「これから先に行なうこと」を表して、「計画」と意味で良く使われます。

 

今回は、remind の re- についてのお話でした。では、また、次回に。