プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
2017年11月
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2017年4月24日 (月)

イチローの活躍を見てきました!

4月1日(日)にエドモンズ大学とショアライン大学の学生117名がシアトルに到着してから、アッと言う間に、3週間が過ぎました。到着後、ホストとのコミュニケーションや米国での新生活に戸惑っていた学生達も、段々と慣れてきて、毎日元気に通学しています。しかしながら、4月に入ってからも、雨の日が続き、学生達は、毎日傘を携帯しなければならない生活にうんざりしたことだと思います。

そんな中、オリエンテーションも終わって英語授業(ESL) がスタートし、そのESL授業の一環で、英語講師と共に、4月19日(水)にSafeco球場でのシアトル・マリナーズ野球観戦に出掛けました。何と、この日は、イチローのいるマイアミ・マ-リンズとの対戦でした。リーグの違うマーリンズとの対戦は、あまりシアトルでは行なわれず、しかもイチローが出場する試合をちょうど観戦できる確率は非常に小さいです。実際に、シアトルでのプレーは3年ぶりだったそうです。古巣のマリナーズとの対戦で、観客全員がイチローに敬意を表して、スタンディング・オベーションで彼を迎えました。こんな試合に出会えるなんて、幸運な学生達ですね。

しかも、この試合で、9回にイチローは今季の初本塁打を放ちました。イチロー選手も、そろそろ現役を引退するはずですので、活躍するその姿を生で見ることの出来るチャンスは、そうないと思います。ホームランを打って、悠然とホームベースへ向かって走るイチローの姿を見ることが出来たとは、本当にラッキーです。留学生活の中の良い思い出の一つになったのは、間違いないでしょう。

それに、おまけが付いていて、先着2万人の観客に、マリナーズのユニホームとマーリンズのユニフォームを着た2体のイチロー人形が無料で配られました。学生達は、全員貰いましたので、日本のご家族に、自慢げに報告したことだと思います。写真は、オリエンテーション中のエドモンズ学生の様子とマリナーズ野球観戦の様子です。

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さて、今回は、イチローの話題も出たので、野球に関する英語について、少しお話しましょう。
先ず、翌日のThe Japan Timesの記事を紹介します。

Ichiro slugs first homer in defeat SEATTLE – Miami’s Ichiro Suzuki on Wednesday homered for the first time this season and did so at Safeco Field, his former home ballpark, although the Marlins squandered an early lead in a 10-5 defeat to the Seattle Mariners.

 

In the finale of a three-game series and in his last at-bat, Ichiro drove Evan Marshall’s first pitch into the right field stands, much to the delight of the crowd in Seattle where he spent 11½ seasons.

イチローが今季初ホームランを放つも、敗れる。

「マイアミ・マーリンズは、最初のリードを守りきれずに、シアトル・マリナーズに10-5で負けたが、イチローは、古巣のセイフコ球場で、今シーズンの初ホームランを放った。
イチローは、3連戦の最終戦の最後の打席で、エバン・マーシャルの初球をライトスタンドへ運び、11年半に亘りシーズンを過ごしたシアトルで観客を大いに喜ばせた。」

見出しにあるslug は、「強打する」ことを言います。日本語では、「打った」と過去形で報道されますが、この英字新聞では、正に打ったところだと言うニュアンスを伝えれるために、三人称単数のsを付けて、現在時制で表現されています。英字新聞では、過去のことでも現在時制で表すことが良くありますので、覚えておきましょう。ホームランは、home run またはhomer と言いますが、この記事では、「ホームランを打つ」の動詞として使われています。squander は、「無駄にする」ですが、この場合は、「初めのリード」を無駄にしてしまった。つまり、リードを保てなかったということです。そして、「打席」のことを、バットを持って立つので、at-bat と言います。

この記事の解説は、これで止めて、皆さんに質問です。

「3回の表に」を英語にするときに、「回」は、イニング (inning) と言いますが、では、「表」を何て言うか知ってますか?
「表」は top と言います。そして、「裏」は bottom と言います。「3回の表に」は、in the top of the third
inning と言います。

では、皆さんが良く使っている野球用語の中で和製英語の代表格を紹介します。これらの英語は、ネイティブには理解できません。英語ではないので。

フォアボール (四球)  four ball

4つのボールですからか、文法的には複数形にして、フォアボールス four balls です。また、歩かせて出塁するので、walk とも言います。実は、正式用語は、4つのボールが出てしまって一塁ベースに行けるので、base on balls と言います。記録係は、四球のことをBBと記録します。この他には、free pass とか free ticket と表現することもあります。

デットボール (死球) dead ball

投手の投げたボールが打者に当るのですから、hit by pitch ですね。 デットボールでは、「死んだボール」となってしまいます。

フルベース (満塁)  full base

これは、全く理解不能です。全ての塁の上に選手が乗っているので、bases-loaded と言います。
load は、「載せる」と言う意味です。

バックネット  back net
捕手のちょうど後ろのバックネット席で野球を観戦したなど言いますが、正しい英語ではありません、間違いではないように思えますが、正しくは、backstop と言います。

ゴロ   goro
空中へ上がらずに、地面を這うボールのことですが、英語は、grounder です。 日本では、グラウンダーが、グラからゴロへとのなまってしまって、使われるようになったそうです。

実は、まだまだおかしな和製英語がありますが、この辺で止めます。
今回は、イチローの話題から野球英語のお話でした。では、また来月に!