プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
2017年11月
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2017年10月26日 (木)

10個以上は、more than 10 items で良いでしょうか?

もう直ぐ11月ですね。今年も後2ヶ月を残すだけとなりました。本当に時間がアッという間に過ぎて行く感じがします。秋も深まってきて、シアトルの木々は黄色に輝いています。快晴の日は、澄んだ青い空と黄色や赤に染まった葉っぱとのコントラストがとても綺麗で爽快ですが、雨降りと風の吹く日は、暗くどんよりとした空気に包まれ憂鬱な気分になってしまいます。残念ながら、これから雨の多い季節に突入です。

 

さて、毎年10月に、ショーライン大学とエドモンズ大学では、英語授業の一環でJapan Festival という日本文化を紹介するイベントを開催しています。日本の民謡や踊りを見せたり、墨と筆で習字を紹介したり、米の文化のひとつとしておにぎりを作って食べてもらい、具の鮭や梅やふりかけを英語で説明したりと、いろいろな日本特有の文化・習慣を学生自身が考えた方法で、見学に来たアメリカ人や他国留学生に積極的に英語で解説していました。良い勉強になったことと思います。いくつかのスナップ写真を紹介します。

 

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今日は、TOEICテストの読解文の中にあった数字の表現の「以上」や「以下」について、少しお話しましょう。

「10個以上の注文」は、an order for more than 10 items で良いでしょうか?

 

このmore thanでは、10より多いという意味で10を含みませんが、日本語の「以上」は、その数字を含み、なおかつそれより多いとなります。

 

「以上」を表す時は、more than を忘れて、その数字を言ってから、or over とか or more を加えれば良いのです。つまり an order for 10 items or overan order for 10 items or more となります。

反対に 「以下」もless than とせずに、その数字を言ってから、or under とか or less を付け加えれば良いです。つまり an order for 10 items or underan order for 10 items or less となります。

 

そうすると、more than 10 items は、「10個を超える」で、 less than 10 itemsは、「10個未満」となりますね。ここで、ちょっと頭の体操ですが、発想を転換しましょう。このmore than 10 items を否定してみましょう。つまり、not more than 10 itemsで、「10個を超えない」となるわけですが、この意味は「10個以下」と同じですね。同様に、less than 10 items を否定して、not less than 10 items は、「10個より少なくない」ですから、「10個以上」と同じ意味になる訳ですね。落ちついてじっくりと考えてみて下さい。納得できるハズです。では、理解しやすくするために、表にしてみましょう。

 

10個未満    less than 10 items

10個以下   10 items or under (less) = not more than 10 items

10個以上  10 items or over (more) = not less than 10 items

10個を超える   more than 10 items

 

not more than と同じ意味でno more than が有りますが、これにはもう一つ違う意味があって、「たった~だけ」と言う少ない気持ちを表すときに使います。一方、not less than と同じ意味で no less than も使われますが、これは、逆にそんないも多いのかと言う驚きの気持ちを表して、「~も」と言いたい時に使います。

 

さて、これらの表現方法を参考にすれば、年齢も次のように言うことができます。

 

「7歳以上の子供」は、children of 7 years or older または children not younger than 7 

「7歳以下の子供」は、children of 7 years or younger  または children not older than 7

「18歳未満の少年」は、boys younger than 18 または boys under 18 years old  

 

どうですか。理解できましたか。

 

「未満」、「以下」、「以上」などの表現を勉強している時に、いつも一緒に教室で教える表現があります。

それは、「何時いつまでに提出しなさい」の表現の「~までに」を英語でどう言うかです。

 

例えば、「11月30日までに申込書を提出すること」の「~までに」は、by を使って、You have to submit the application form to us by November 30. となることは皆さんも分かると思います。でも、ちょっと発想を変えれば、11月30日より前かその日でも良い訳ですから、before or on でも同じ意味になりますね。また、ビジネス英語では、もっと明確にして、「その日より遅れることなく」という意味で、no later than も良く使われる表現で、「~までに」と全く同じ意味となります。 

 

ついでにもう一つ、その日を含んでいることをはっきりさせるために、November 30 の後ろに、形容詞の inclusive を付けることがあります。これも大事な単語ですから、覚えておくと良いでしょう。

 

今回は、未満や以下の数字の表し方の勉強でした。では、また。