プロフィール

野島 貞吉先生
担当科目:基礎英文法、イディオム特訓
慶応Boyのカリスマ先生
留学に行った学生たちのだれもが崇拝するカリスマ的存在。
文法の裏に隠される欧米人の考え方をドラマ仕立てに伝授する基礎英文法の授業はトリビアがいっぱい!
1コマも休みたくないという学生続出。そんな慶応Boy の趣味はゴルフ。
2018年8月
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2018年5月21日 (月)

二刀流の大谷翔平選手の活躍見て来ました!

5月になり、快晴が続くシアトルです。真っ青な空と鮮やかな新緑の木々とキャンパスに広がる輝く芝生は、とても気持ちが良く、本格的な夏の始まりを予感させます。

さて、良い季節の始まりと共に、各学校のフィールド・トリップも始まりました。ショーライン大学の学生達は、英語の先生と一緒に、5月6日(日)午後、セーフコ球場のマリナーズ野球観戦に出掛けました。なんと、エンゼルス戦で、あの二刀流の大谷翔平選手が登板し、三振の山を築き、素晴らしい投球を見せてくれました。彼の躍動感有る投球を直に見ることが出来て、学生達は大喜びでした。このままの活躍を続ければ、きっと大リーグでも大記録を残すことになるのではないでしょうか。カスケーディア大学の学生もエドモンズ大学の学生も、別の日にマリナーズ野球観戦が予定されています。 

では、この時の野球観戦の模様を数枚紹介します。この中で、メディアのカメラが学生達に向けられているのがありますが、大谷翔平選手を取材に来た日本のメディアが、当校の日本人学生グループを見つけて、インタビューをしているところです。

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今回は、ちょっと話題を変えて、好調な米国経済を支えているシアトルの有名企業についてお話します。その社名に関連した英語の意味についても、ちょっと解説しましょう。

 

Boeing Company (ボーイング社)は、世界最大の航空宇宙機器開発製造会社ですね。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したので、アメリカで唯一の大型旅客機メーカーとなり、エアバス社と競争する巨大企業です。設立は1916年で、最初の会社名はWilliam Edward BoeingGeorge Conrad Westerveltの二人の創設者の頭文字から B & W」 だったそうです。設立して直ぐ後に、別の名前に変更されますが、1917年に創設者の一人の姓名だけを使って、Boeing Airplane Company と改名されたそうです。現在はAirplaneも消えて、Boeing Company となっています。

当校のエドモンズ・オフィスから、北へ車で20分走れば、ボーイングの巨大工場があります。この一社だけで、一つの町が出来るくらいの広大な敷地を持つマンモス企業です。工場に隣接しているFuture to Flightと言う施設には、今までに製造された飛行機が展示されていて、工場内見学ツアーも行なっています。飛行機が好きな人には必見な場所です。

Microsoft (マイクロソフト社) は、ご承知のように、世界的に有名なソフトウェア開発・販売会社ですね。

1975年Bill Gates Paul Allenによって設立されました。新しい企業と思っていましたが、設立からもう40年以上が経っていますね。コンピューターを稼動させるBASIC言語を二人で開発している時の二人のチーム名が、Micro-Softだったそうです。

マイクロソフトの本社は、当校からは東へ車で40分位の閑静な住宅街の中にあります。人間の頭脳だけが、この会社の財産ですから、本社にはプログラムを開発するエンジニアが働くビルが何棟も建ち並んでいます。ちらっと外から見ても、ビルNo.56とか57とか外壁に書かれていますから、60棟以上の大きなビルがあるのではないでしょうか。従業員数は、シアトル地域以外も含まれていますが、10万人を超えているそうです。

micro (ミクロ)とは、「極小」のことです。全てのデータを小さく電子化して、コンピューターの中に収めようとした意気込みから、この名前にしたのでしょう。科学用語で使う時は、「100万分の1」と言う定義もありますので、覚えておきましょう。この反対語は、「巨大」でmacro (マクロ)となります。

 

soft は、software のことで、機械ではなくて、その中に入っているプログラムのシステムのことですね。 一方、その対極にあるhard とは、hardwareで、プログラムではなく、機械そのものを言います。コンピューターも、ソフトウェアが入っていないと、ただの動かない箱となり役にたちません。今までには無い極小のプログラム・システムを構築することを、まだハーバード大学生だったビル・ゲイツは決意していたのですね。

 

Amazon.com (アマゾン・ドット・コム社) は、ECサイト、Webサービス会社ですね。一部の地域でネットスーパー(Amazonフレッシュ)事業も展開しています。1994年にジェフ・ベゾスによってCadabra.com (カタブラ・ドット・コム) として、インターネット書店を開業したことが、この会社の始まりでした。

cadabra は、子供の頃に物語りの中で聞いたことがあると思いますが、呪文の abracadabra (アブラカダブラ) の後半部分を社名にしようと、弁護士と相談した際に 、弁護士がcadabra を、cadaver (死体と聞き間違いをして、「死体」を社名にするのかと驚かれたことから、その名前は諦めたそうです。そして、全世界で通用するインターネット通販会社にしようと、世界で一番長いアマゾン川から名前を取って、Amazon.com と名付けたようです。社名が、「死体」と間違われそうになったと言うのは、面白いエピソードです。


このcadaver は難しい単語です。知っている人は少ないでしょう。「死体」の英語は、普通、corpse と言って、殺人事件を扱う推理小説に良く出てくる単語です。また、この謎めいたabracadabraの三角形はとても面白いですよ。三角形って何?と思った人は、是非Googleで調べてみて下さい。


このAmazon.com
の通販サービスは1995年開始され、最近では、そのビジネス展開がニュースでも取り挙げられることも多く、世界的に快進撃を続けていますね。数年前まで、シアトルはボーイングの企業城下町として知られていましたが、今ではAmazon.com企業城下町になってきたように感じます。アマゾンが飛躍的に従業員数を増やし、市内のオフィスの20%以上を占有し、不動産価格を異常なまでに押し上げているからです。シアトルのダウンタウンの景色が、この数年でガラッと変りました。新しいオフィスビルが乱立し、ドンドンと建設されています。あちこちで沢山の巨大クレーンが立っています。


20数年前にインターネットを使って販路を広げようと思って設立した一書店が、これほどの大企業に成長したことに驚くと共に、設立当初から、世界進出を目指し、アマゾン川のように最大流域を持つ販売会社にするぞと意気込んでいたことを知ると、その企業家精神には頭が下がります。

Starbucks (スターバックス社) は、1971年に設立された小さなコーヒー・ショップでしたが、今では世界規模で展開する有名なコーヒー・チェーン店となりました。世界での従業員数は、なんと14万人以上で、店舗数は2万2千店以上もあるようです。
 

以前の私のブログでも書きましたが、社名の由来は、小説『白鯨』に登場する捕鯨船ピークォド号の副長のスターバック一等航海士(Starbuck)とシアトルのレーニア山にあったスターボ(Starbo)と言う採掘場の名前からだと言われています。

スターバックスのロゴには、ギリシャ神話に登場するセイレーンと言う「上半身が人間の女性で下半身が鳥の怪物」が描かれています。シアトルにある第号店のPike Place店は、他店とは異なって、設立当時のロゴのデザインが今でも使われていて、世界中でこの第1号店にしか使われていません。そのマーケティング戦略により、このロゴが描かれたコーヒーカップを求めて、Pike Place店は、連日世界からの観光客で大賑わいです。

 

最後に、あのCostco (コスコ社) も、シアトル郊外に本社があります。最初は、サンディエゴの飛行機の格納庫を改造した倉庫から出発したビジネスだそうですが、コストコの正式な会社設立は1983年です。会員制倉庫を使って物を売るビジネスですね。近年、業績が素晴らしく良く、従業員が満足する優良企業と言われています。厚板の台に乗って届いた商品を、そのまま大型倉庫に置いて販売することにより、陳列にかかる費用(コスト)などを徹底的に抑えることを目的とした販売方法ですが、このコスト抑制の意味を込めて、Costco と言う社名にしたのだと思います。
 

日本も同じかもしれませんが、ワシントン州にある幾つかの店舗は、天井の高い大きな建物の中に、沢山の鉄の棚がドンと構えてあるだけで、綺麗な装飾など一切無く、無駄を省いた大空間です。

 

日本での社名は、「コストコ ホールセール ジャパン」 となってますね。米国では、t 「 ト 」とは発音しないので、コスコですが、日本では、コストコで名前が通っています。2018 (2017-09-01)現在、[update]世界で749の倉庫店があるそうです。

 

まだ、他にもシアトルに本社がある有名企業がありますが、この辺で止めておきますね。

シアトルは、今企業が大変元気で、経済が絶好調です。新しいIT企業や斬新なビジネスモデルを展開する企業が沢山集まってきています。これらのシアトル企業が米国経済を牽引していると言っても過言ではないでしょう。

今回は、シアトルに本社を置く有名企業のお話しでした。では、また次回に別の話題で。